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 F/T10 ロジェ・ベルナット「パブリック・ドメイン」

 @池袋 池袋西口公園広場(2010/10/6ー28 8ステージ)毎土日
 全自由(基本スタンディング) 一般 前売,000円 当日 +500円
 学生2000円 高校生以下1000円(前売・当日))

 コンセプト・演出:ロジェ・ベルナット
 創作協力:アドリアナ・ベルトラン、アレイクス・ファウロ、アナ・ロカ、
 ソニア・エスピノサ、トニナ・フェレール、マリア・サルゲロ
 翻訳(英語):マルティ・サレス 声優(英語):リチャード・マーシャル
 選曲・編集:フアン・クリストバル・サアベドラ・ビアル
 衣装:ドミニク・ベルナット、バルバラ・グレンツェル
 技術監督・写真:チャロ・トロサ デジタル技術:アレクセイ・ヘックト
 美術:マリ・クララ・ゴンサレス 制作:エレナ・フェブル
 音楽:
 W.A モーツァルト「魔笛」、A.P.ボロディン、G.マーラー交響曲一番「巨人」、
 E.グリーク、ロレ・イ・マヌエル
 製作:ラ・メカニカ/APAP、リウレ劇場、パラガ・センター、エレクトリカ・
 プロドクッショネス 主催:フェスティバル/トーキョー

 日本公演スタッフ 翻訳:岸本佳子 声優:近藤強[青年団]
 テクニカルコーディネート:遠藤豊(ルフトツーク) 現場進行:河内崇
 音響;堤田祐史(レイー) 映像:筒井真佐人

 2010/11/6(土)晴 3:11-4:12PM(1'00)概ね多数派側 客席130人位
 客層:20ー30才代中心に幅広く。学生多そう。女性過半数。松田正隆氏の姿もあり。
 客入れ:芸術劇場側広場で受付。出演者登録(一部ソロ演技で指名)のため、
 名前と携帯電話番号をカード書き。スタッフは開演までマッハで打ち込み。
 ワイヤレスヘッドホンと注意書き、パンフをもらい。荷物預かりあり。動き回るので
 手ぶらが一番。3時に広場中央に集まるようお願いされ、10分ほど待って係員の
 ホイッスルとともに装着、指示に従う流れ。
 選択と移動が続くけど、途中でベストなど着る場面が4カ所あり、広場で踊ること
 (推奨)、トイレへいくことは可能。カーテンコール1回 お客兼出演者通しで拍手。

 完全参加型の集団野外劇、1日目が台風中止だったため、本日が実質初日。
 舞台。円形広場に右、左と書かれた立て看板。中間に係員の監視用スツール。
 構成。個人から社会、生活から芸術まで200を越える質問と指示。

 仕分けされる内に気付きあれこれ、自己と他者観察体験。種々雑多の職業、国籍、
 年齢の人達が集まり。ヘッドホンから連綿と流れる質問に指示されたやり方で
 答えて進行。移動、ポーズ、目印をつける内に、個々人は特定のコミュニティに
 グルーピングされていく仕掛け。役割が決まったところで、権力と個人の闘争の
 物語が造出され。数多の問いかけは、生活から哲学まで幅広く。普段考えない、
 無知なことさえ気づかない ものが結構あって、たじたじねこ。

 構成覚え書き
 ・ヘッドフォンを装着、開演前からモーツアルトが流れ。
 ・まず、モーツアルト魔笛について、知られざる史実。踊ってもいいですよと
  しばしば促し。以降も、幕間な時間に豆知識として流され。

 ・質問開始。参加した動機、奨められたか,自ら来たかで左右に分かれ。
 ・見た目は大事?か。住居は山手線内?外?。月収○○万以上/以下。
  月収が高くなると遠い存在になるか?、人との距離感への問いは都度あり。
  それと、嘘をつくとどうか、記憶を疑うかのなど、問い直しも。
 ・経済問題を抱えているか>その内芸術家の人>芸術は無料であるべきか。
 ・美術館、映画、読書など文化的な体験があるほど、前進。さて遠くへ来たと
  思いますか?、引き離したという実感がありますか。
 
 ・東京生まれの人はベストをつけ。日本以外はこの前だったかな。
 ・子供のあるなし。子供は必要か/ほしいか/いない方がいいか。
 ・両親は健在か。母親の記憶。彼女は今より幸せそうか。
 ・好きな人とデモへ参加したことがあるか。恋人を批判したことがあるか。
 ・SEXと恋愛関係。
 ・東京生まれは分別。公立高か私立高か。知識のほどはどうか。

 ・マイノリティかどうか。ベストをつけ。
 ・ぜんそくだった人はマスク装着。
 ・警官に職質された経験。疑われないことは良いことか。万引経験の有無。
 ・流れに身を任せることは特権的と思うか。
 ・松葉杖体験者へブランケットもたせ(8人)。

 ・ベストの色により、囚人、警官、赤十字。それぞれグループとなりモブシーン
  の動きが指示される。デモ行進、抑圧。
 ・ジョルトコーラ?を呑んだことがある人は逃亡者役。なんと男性ひとりだけで
  指示に従うこととなり。逃亡者を守るために犠牲になるもの、処刑されるものを
  演じる役が発表され。地面(ブランケット)の上に倒れ臥した後、鳥になって
  飛び立つ。群衆は彼らについて移動。別ステージでの最終シーンへと。
 

 
 わらわらと集まり。「右」と「左」、中央とか、ヘッドホンからの質問への答えにより
  移動と抽出され。後半、役割が発表され、総員でドラマを演じることとなり。

 ・おまけ
 
 週末限定 おばあちゃんメイドカフェ営業中。ご主人様お帰りなさいませと、
 クララの家の家政婦長達がお出迎え。1時と4時に料理ショー(今回は
 シフォンケーキ。歌とダンス付き)お裾分けをいただいたねこ、なかなか旨し。

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