＠六本木 新世界(2011/5/25 2ステージ)
全自由 2500円＋ドリンク代500円
テキスト：マルキ・ド・サド「ジュスチーヌまたは美徳の不幸」より
構成・演出：松井周[サンプル] 協力：野村政之 責任者：徳永京子
出演：
上田遥[ハイバイ]：学生、オーディションを受ける女優、万引で捕まった女
松井周：卒業論文指導教師、演出家、本屋店員
2011/5/25(水)曇 10:08-11:20PM(1'12)上手端 客席超満員(65?人)
客層：20-30歳代中心。コアな演劇ファン、劇作家、役者と濃い面々。
客入れ：テーブルを間に椅子5列。壁際1列。あとはサイドと後方に立見15人ほど。
折り込みチラシ数枚、パンフ ポケットサイズ 3ページ。小さな手提げビニール袋入。
次回公演。6/18 構成・演出：江本純子 テキスト：上杉清文「スイカ畑でつかまえて」
カーテンコール1回。
エロ演劇＠夜の六本木、でも直じゃないよの演劇イベント。
会場舞台。上に台本や文庫本がのった○テーブル、椅子2。緋色の幕中央に燭台の
リトグラフ。
構成。松井さん前説。サドを読むと脳が麻痺する感じがする。極端さにボーとして
しまう。2人でどこまでほぐれるかと思って。サド原作の序文読み。
ショート3本連続。女性を教え、諭していた男性がしだいに欲望に駆られて単独暴走。
アラレもないありさまになったり、女性に逆襲されたりするというもの。
・卒論はサドのリーディングと大胆な女子学生。読ませながらＱ＆Ａ。学問は情熱、
壁を突破しよう、僕の小道は開いている、と指導教師は嫌らしくモーション。
・読ませながら、ブツブツと演出家。ねちねちと女優にＱ＆Ａ。実は気に入っていた
らしく、素質が見え隠れとほめ。リーディング・コラボ、ともに熱演。萌えを演出
したあたりから演出家は豹変、単独ヒマラヤ行。半裸で自分が責められた半生を思い
だし、お父さんと連呼。片や、リーディングに没入している女優もトリップ？。
・万引女性の事情聴取する店員。女性を疑ってのボディチェックは、自称熟練の技
スキャニング＝寸止めでなで回す。タッチされた女性は堪忍堪らず、まじ切れ。
責められた店員は「棒」、テーブル下「ラグ」から遂に「ゴミ」になり果てる。
エロバカ？、バカエロ？と笑いっぱなしねこ。サドを真顔でリーディングする体で
変態性向をお披露目するパフォーマンス。ともかく何でもやり過ぎるとギャグになる
という見本みたい。松井さんの嫌らしい目つきや物の言い方が、最低で最高。
やられてばかりかと思いきや、美徳の不幸転じて悪徳の栄とラストで爆発する
上田さん。戸惑うところ、猛るところともによし。
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