＠西麻布 音楽実験室 新世界(2011/9/30 2ステージ)
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自由席 当日・予約共2500円+ドリンク代
原作：夢野久作「瓶詰の地獄」http://www.aozora.gr.jp/cards/000096/files/2381_13352.html
構成・演出：倉持裕[ペンギンプルペイルパイルズ] 音響：高塩顕
責任者：徳永京子
出演：
奥菜恵：市川アヤ子
近藤フク[ペンギンプルペイルパイルズ]：市川太郎
小林高鹿[ペンギンプルペイルパイルズ]：ナレーション
2011/9/30(金)晴 10:02-10:41PM(38)最前方 客席満員(60人)
客層：20-30才代、あと中年層。男女半々。作家さんもちらほら。
客入れ：先着順入場 開場時20人ほど。テーブルと椅子3列。壁際とピットに1列。
チラシ、A5パンフはビニール袋入り。挨拶、出演、スタッフ、予定。
カーテンコール2回1分。
昭和の演劇ファンには元自由劇場で知られる小空間上演シリーズ。松井周、江本純子
と変態を知る作家陣に続いて、意外にも倉持裕。
舞台。ビール瓶（がのったテーブル）のみのシンプル。
お話。夢野久作の知られた短編。事故に遭い、南国の孤島に流れ着いた幼い兄妹。
この世の楽園で出逢った地獄とは。
ちょっと息をつめて魅入る、ドキドキ体験。極ストイックな兄の語りに、チラ見の
無為な欲望をみせる妹。くすぐり性感マッサージを上品にやってくれちゃう感覚的
演出。妹・奥菜恵は始めに手、次いで足、そして声をちら見。露わにして、客席を
周遊、視線のレーザービームを注ぎ。密室空間客席に閉じ込められて、視線に絡み
とられるねこ。妹の破戒に、兄の戒めをおののく健気演技で表した近藤さん。
終始ひたむき、妹視線への反応もセンシティブでよく。そうして無辜な姿で立つ
第３幕の２人を切れ良くみせて〇。
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