＠下北沢ザ・スズナリ(2011/7/6-11 9ステージ)
http://www.honda-geki.com/suzunari.html
指定席 前売3500円 当日3800円 自由席 前売3300円 当日3600円
作・演出：ノゾエ征爾 舞台監督：田中翼 舞台美術：稲田美智子
音響プラン:井上直裕（at sound） 照明：伊藤孝（ARTCORE）
衣装：セオキョウコ(bodyscape theatre) チラシ美術：康舜香
ドラマターグ：斎藤拓（青年団） 演出助手：磯崎珠奈 企画・製作:蝿極
出演：
井内ミワク、笠木泉、川上友里 金珠代、鈴真紀史、滝寛式、竹口龍茶、富川一人、
鳥島明、ノゾエ征爾、町田水城、師岡広明、山口航太
男性キャスト全員：男
女性キャスト全員：女
滝寛式、竹口龍茶、ノゾエ征爾、町田水城：父
井内ミワク、笠木泉、鈴真紀史
川上友里 ：ジョギングの続かない女
山口航太 ：彼氏？
師岡広明、鳥島明：工場長
金珠代 ：工場長妻
竹口龍茶 ：爺さん
井内ミワク：婆さん
2011/7/11(月)猛暑 2:07-3:53PM(1'45)前方中央 客席満員（130人）
客層：20-30才台中心、ときどき中年層。男性過半数。
客入れ：前ベンチ2列自由席、雛壇11列のパイプ椅子指定。折り込みチラシそれなり。
パンフ B5 3ページ。挨拶、配役、スタッフ、予定。次回公演。5月中旬＠スズナリ。
物販なし。カーテンコール1回。
見過ごし勝ちのはえぎわ。前回公演(ガラパゴス）から手法が変わり、これが好評
とのことで足を運んだねこ。
舞台。正面奥にリアル扉、ほか暗色の壁三方。天井から雲オブジェが吊され。
お話。男女の出会いと別れ。若者をとりまく社会情勢、派遣切り、倦怠やあきらめ。
親と家族の繋がり、離婚、死別、介護、葬儀。
趣向。役者が壁にライブペイント、状況を言葉やイラスト。イントロでスポーツ。
〇がボールになり、床にネットを書けば、バレーとか。MUSICと書けば音楽など。
物語の装置、状況と心情が一杯に書かれ中、照明で示したり、役者が付け加えたり
消したりしながら、物語が進行。また、床の穴、正面ドアの開閉と出入りが外との
関わりを現したりする。
ライブ感あるロードムービー、心の旅。「私」を固定しない多彩な語り口。書いて
演じる、消してリセットなど状況を判りやすく現し。能動的な動きと登場人物の心情
表現が相まって、強度を増し。シュールな仕掛け、所作なのに、素直に響くのが〇。
やり方は手が込んでいるけど、ストレートに今の20-30歳代の不安と脆さを語り、
訴えかけるもの多々あり。
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