チケットはボタンタイプ。
＠西麻布 新世界(2011/11/23-27 6ステージ)
http://shinsekai9.jp/
全自由 500円＋ドリンク代
原作：中勘助「犬」(大正11年 岩波文庫) 作・演出：藤田貴大[マームとジプシー]
照明：明石怜子 音響：角田里枝 制作：林香菜、召田実子 責任者：徳永京子
出演：
山内健司［青年団］
青柳いづみ
尾野島慎太朗
2011/11/26(土)晴 10:13-11:25PM(1'12)前方中央 客席超満員(70人)
客層：20才台中心に幅広く。男性過半数。
客入れ：開場10分後位で正面席はオケピ以外なし。オケピはかぶりつきだけど、
ちょっと見上げる感じ。キャンセル待ち10人以上、階段座布団を漏れなく設置。
押したのと長めの上演時間、翌朝早いので亜蓋トークはパスねこ。折り込みチラシ
少々なれどビニール袋入り。暗所配慮かな。チケットがアクセサリーな手作り。
パンフ。ミニレターの体裁で便せん入り。切れ端状の数枚に挨拶など。
物販。未確認。カーテンコール1回。長めに続くも2回目なし。
リーディングシリーズだったかと思うけど、囚われない上演形体での最新は、
チケット即完売・先端を追う演劇ファンに人気のマームとジプシー主宰にて。
舞台。ネコの額な素舞台。
お話。原作。軍人への恋心を告白した女に嫉妬したバラモン僧侶は自身と女を
犬と化し、肉欲に溺れる。本舞台。３話併走。公園の浮浪者(山内)に目をつけられた
17歳の少女(青柳)、とレイプまがいでの恋人(尾野)。中年役者山内に横恋慕される
女優青柳と、彼女を妊娠させた役者尾野。それぞれで、中年男山内は嫉妬と欲望に
狂って尾野演じる若者尾野を惨殺し、女・青柳を犬のように犯す。
それを演じるために追想された17歳の女子高生青柳と、現在25歳の役者青柳らが
またいるといった体。
台詞とシーンを繰り返しながら変容し、重層する展開がとっても演劇で面白い。
言葉が意味を越えてグルーブになる、欲望とか愚かさとかそのものに見えてきても
して、ふーむ。たとえば音楽のように。とっても動きまくりの舞台はダンスめき。
シーンも回転舞台（役者が動くてね）に演出したり、無茶ぶり。山内さん、昼は
青年団公演に出演してて、もうええ年なのに酷なことをさせる(望んでる？)と、
ＳとＭな人達が混在する、(演劇)バカさ加減も面白くみるねこ。
チケットはボタンタイプ。
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