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＠渋谷 青山円形劇場(2013/06/14-7/7 28ステージ)
http://www.aoyama.org/
全指定6800円 ヤングチケット2000円
作:青木豪 演出:いのうえひでのり[劇団☆新感線] 美術:池田ともゆき
照明:飯泉 淳
衣裳:小原敏博 音楽:岡崎 司 音効:末谷あずさ
ヘアメイク:宮内宏明
アクション指導：川原正嗣 小道具:高橋岳蔵
映像:上田大樹
演出助手:芳谷 研 舞台監督:南部 丈 宣伝美術:石川ひろみ
宣伝イラスト:山村浩二 制作:柴原智子 エグゼクティブプロデューサー:細川展裕
主催・企画製作:ヴィレッヂ
出演：
堤真一 ：小杉保
麻生久美子：朝子／夕子
田中哲司 ：刈谷基
初演 おにぎり旗揚げ公演「斷食」(2011/1＠座・高円寺1)
2013/6/20(木)小雨 2:05-3:52PM(1'46)奥側後方 客席超満員（360？人）
客層：ほとんど女性、平均30才代かな。時折おじさん。
客入れ：完全円形客席。最後尾に追加席25ほど。折り込みチラシそれなり。
パンフ オールカラー ミニ本サイズに折りたたみ。物販。関連公演ＤＶＤ。
映画チケット割引チケット販売。 カーテンコール2回1分。
舞台をみるまで、デブ3芝居「断食」のリメイクと知らなかったねこ。パンフに
初演は細川社長の亡き母に捧げる芝居でもあったとあり。今回は母と子の普遍的な
様を描くよう改訂なったとか。
舞台。無地の完全円形舞台。夢想場面では周囲をあげて（舞台を沈めて）水槽の
体としたり。客席後方の円筒壁は360度スクリーン化して空間演出。
お話。移植用に母親はクローン人間を用意。彼女の死に当たり、保険会社推奨の
廃棄となるところを、奇特な息子は引取養うと。母の顔で奔放言動のクローンに
戸惑いつつ、親しみ。一方、保険会社員は彼女に邪な欲求を抱き。やがて息子の中で
母の記憶と混濁、封印していた秘密が浮かび上がってくる。
特異な設定、凝った展開、奮闘する役者達にお腹いっぱいねこ。ゼロから始めて
問う母と子の関係、これに格差や災禍後のディストピア背景や変態保険員の悪心が
絡み。後半は記憶を辿るサイコホラーな、現実を失い続ける展開となり、映像が
フルサポート。うーみ、おにぎりの人情ドラマが懐かしいほど、ハードでこみいり。
堤真一の万年少年な邪気のなさと哀しさ、田中哲司の小心なゲス野郎ぶり。
麻生久美子は難しい役どころを体当たりの演技で魅せてくれ、これが一番の収穫かな
ねこ。
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