＠渋谷 トーキョーワンダーサイト渋谷(2013/10/18-20 6ステージ)
http://www.tokyo-ws.org
全自由 前売2500円
作・演出：北川陽子 舞台監督：佐藤恵 舞台装置：佐々木文美 照明：中山奈美
音響：星野大輔 音楽：mochilon (三毛猫ホームレス) 衣装：藤谷香子
振付：野上絹代 ドラマトゥルク：セバスチャン・ブロイ
ポートレート衣装協力：Jenny Fax, MIKIO SAKABE ポートレート撮影：寺沢美遊
タイトル原案：辺口芳典 撮影・記録：加藤和也 宣伝美術：小林剛（某）
制作：河村美帆香
主催：公益財団法人東京都歴史文化財団 トーキョーワンダーサイト
出演：
野上絹代
山崎皓司
加藤和也
2013/10/20(日)大雨 5:40-6:39PM(58)奥側角 客席超満員(70人)
客層：20-30才代中心、通常演劇ファンよりポップ、男性過半数。
客入れ：受付列などなし、まったり埋まる客席。四方囲み、掘りごたつに見下ろす
座蒲団桟敷1と上段丸椅子１列。荷物入れスペースあり。待ち時間に飴サービス。
折り込みチラシそれなり。パンフ A5 7ページと、ZINE最新。物販なし。
カーテンコール2回1分。
演出家が抜けたり後の新体制公演とか。座付作家 北川さんが演出も担当。
舞台。畳に無印良品ベットと机。さまざまなランプが上方。開場時にはベットに
iPhoneを映し、手マウスでゲーム。開演冒頭も加藤さんからiPhoneでリモコンやら
男女識別アプリ(チンとマン声、って下ネタか）やら、テクノロジー賛歌。
お話。iPhoneをみれば人となりがわかる。覗いてみれば結構これが下らない。
忘れると今いる場所も話し(連絡）もできない。一人の時はSiri(音声認識アプリ)と
遊びちょっと本気で対話。そんな恋人達が出逢って、楽しく情報交換。真顔で
妊娠を告げると、二人だけの時。男子は戸惑い、女子は現実的と古今東西相変わらず。
かけがいのない日常、ラブ発、あなたと世界の魅力に気付く時。明るくポップで
軽やかも強じんなパフォーマンス。くだらない私たちの日常スケッチあれこれ。
素晴らしいツールをつかって、その感いや増し。「壁」に扮してつっこみ描写する
場面が情けなくも笑い。壁＝観客な覗き会場趣向もまた。カップルに子供、絵空事
ではない現実と未来に直面。現実の不安、空想が広がらない現実的な未来をしかし
音楽と映像、身体表現のグルーブに乗せ。沈ませず連綿と想い、しっかり恋人達＋1に
着地する展開が素敵。テーマは普遍、ツールは最新をよく考えられつ、考えすぎ
ていない。広く受け入れられる新古典と思うねこ。
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