＠西麻布 音楽実験室 新世界(2014/9/6-7 4ステージ)
http://shinsekai9.jp/
全自由 2500円＋ドリンク代
脚色・演出・音楽：糸井幸之介[FUKAI PRODUCE羽衣]
原案：「山椒大夫」ねじめ正一、「説教節」荒木繁、山本吉左右(編注）
振付：中林舞 責任者：徳永京子 音響操作：齋藤拓 制作：坂田厚子
出演：糸井幸之介、井上みなみ[青年団]
2014/09/06(土)雨 10:06-11:00PM(54)前方下手 客席満席(60人)
客層：20-30才代中心。男女半々。
客入れ：開場時5，6人。椅子4列、サイドとピット下に1列。折り込みチラシ数枚。
パンフ A5 3ページ。
昨年11月初演作品。
舞台。下手にギター。調度は椅子のみ。
構成。糸井ＭＣ。腫れ物を扱うようだった、みんみんこと井上みなみさんとも
親しみ、19歳から20歳へとなり、思い切り。アルゼンチンタンゴでデュオダンス。
安寿と厨子王の由来、森鴎外がエロ抜きの格調高い山椒大夫にしたが、もとは
残酷な説話。本編に入り、安寿(井上）以外はすべて糸井さんが演じ分け。
厨子王脱走の責めを負う安寿。額にマジック(焼印）、縛り(椅子に仰向けで手は
タオルで）、キリで差す（赤いペンで）。嘆きや諦めの心情は歌やダンスの乗せて
綴り。
個々とバランスの良い、豊かな公演印象。糸井さんの生歌、定評ある楽曲とも
哀切と熱気を帯びて、耳に残り。歌とも直裁ではなくも、エモーショナルなダンスが
折々の心情を良く映し。じんわりしんみり沁みるねこ。登場人物と役者の顔が混交、
虚実ない交ぜの面白みあり。ラストに糸井さんを足蹴にする井上さんが痛快。
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