＠横浜 神奈川芸術劇場・ホール(2015/01/09-12 5ステージ)
http://www.kaat.jp/
全指定 Ｓ席9000円 Ａ席7000円 U-25チケット5000円
一階バルコニー後列席8500円(簡易椅子) 立ち見見切れ席2500円（3階)
＠埼玉 埼玉会館 1/17-18 2ステージ
＠大阪 森ノ宮ピロティホール 1/20-25 8ステージ
＠名古屋 愛知県芸術劇場大ホール 1/27-28 3ステージ
＠仙台 仙台電力ホール 1/31-2/1 3ステージ
＠PARCO劇場 2/5-3/1 29ステージ
作：福原充則[ピチチ5] 演出：河原雅彦
音楽：Only Love Hurts（旧 面影ラッキーホール） 音楽監督：和田俊輔
振付：振付稼業air:man 美術：石原 敬 照明：高見和義 音響：大木祐介
映像：ムーチョ村松 衣裳：髙木阿友子 ヘアメイク：西川直子
アクション：安田桃太郎 歌唱指導：水野里香 演出助手：松倉良子
舞台監督：幸光順平・斎藤英明 宣伝：吉田プロモーション 宣伝美術：榎本太郎
宣伝写真：森崎恵美子 宣伝ヘアメイク：西岡達也
製作：山崎浩一 プロデューサー：祖父江友秀 制作：藤井綾子、高橋 麗、
山家かおり、市瀬玉子 企画制作：(株)パルコ、(株)ハイレグタワー、
(株)ミーアンドハーコーポレーション 製作：(株)パルコ
http://www.parco-play.com/web/play/iyaou/
出演：
古田新太[劇団☆新感線]：真壁太一、新聞配達員、娘、球児、パチンコ店員
小泉今日子：真壁奈美子(太一の妻)、ホステス
高畑充希 ：真壁芳奈(その娘）、チアリーダー、ラッパー、ホステス、赤ちゃん
三宅弘城[大人計画／ナイロン100℃]：堂崎万歳(元ボクサー
。無職）、司会者、球児
高田聖子[劇団☆新感線]：堂崎一穂(万歳の妻）、チアリーダー、ラッパ－、女子高生、球児
山中崇 ：富田林三郎太(教師)、不良、球児、息子
政岡泰志[動物電気]：球児、工員、不良、女、客引き、学生、母親、土工、ホームレス、ヤクザ、刑事
駒水根隆介：球児、工員、不良、男、土工、釈迦、ヤクザ
三浦俊輔 ：球児、室伏、不良、義母、客引き、学生、老人、警察官
高山のえみ：アイリーン、アシスタント、球児、サラリーマン
田ロトモロヲ：藤岡大輝(野球部元キャプテン)、義父、球児
コーラス 西村史子、照屋薫、田中まゆ果、入山和代
曲目
第一幕
俺のせいで甲子園に行けなかった(真壁太一、藤岡大輝）
好きな男の名前 腕にコンパスの針でかいた(真壁太一、真壁奈美子)
あんなに反対してたお義父さんにビールをつがれて(真壁太一、真壁奈美子)
ひとり暮らしのホステスが初めて新聞をとった（堂崎万歳、堂崎一穂、新聞配達員、ホステス)
おらんだ花嫁（藤岡大輝）
北関東の訛りも消えて(富田林三郎太）
ゴムまり（堂崎一穂）
愛のブラック・ホール（真壁芳奈）
必ず同じところで（真壁太一、真壁奈美子、真壁芳奈、堂崎万歳、堂崎一穂、富田林三郎太）
第二幕
セカンドのラブ(藤岡大輝)
おみそしるあっためてのみなね(堂崎万歳、堂崎一穂）
パチンコやってる間に産まれて間もない娘を車の中で死なせた…夏(堂崎万歳、堂崎一穂）
今夜、悪魔は天使に負けない(真壁奈美子、堂崎一穂、釈迦、ホームレス)
あたしだけにかけて(真壁芳奈）
今夜、巣鴨で（真壁奈美子、真壁芳奈、堂崎一穂）
いやおうなしに(真壁太一、真壁奈美子、真壁芳奈、堂崎万歳、堂崎一穂、
富田林三郎太、藤岡大輝、球児、ヤクザ、アイリーン)
2015/01/10(土)晴 1:00-3:49PM(1'14/休16/1'16)2階中央 客席ほぼ満員(1100人?)
客層：大人中心に学生からじじばばまで幅広く。女性過半数。
客入れ：2階3階のサイド席は半分使用。立ち見見切れには椅子があり、前に巨人が
いなければ視界は確保できそう。折り込みチラシ厚め。PARCO主催なのでいつもの
ビニール袋なし。でも不要置き場がなくて係員に手渡し。クロークの開設はなし。
折り込みパンフなし。物販。パンフ B5 1500円。座談会たくさん。ポスター2種
1000円。カーテンコール2回2分。2日目は悪いはずですが上出来と古田さん挨拶。
Ｏ．Ｌ.Ｈのソウルまたラップをベースに福原充則が登場人物とドラマを立ち上げ、
河原雅彦が手加減せず駆り立て、一騎当千の役者達が受けて立つ お楽しみ企画。
舞台。巨大なセクシー○○が起立、下部の円筒壁にタイトル。緞帳を開くとチェーン
店食堂。歌唱場面ではカラオケよろしく歌詞投影。これが判りやすくて○。
両側の階段から上部通路も同時使用。中間の巨大マウスはレコジャケの風。
お話。心機一転と娘を伴って帰ってきた夫婦、あろうことかそこには因業な過去由来
が待ち受けていて。いやおうのない過酷な現実、底辺の生活で変態と銭ゲバに振り
舞わされたり、舞わしあったりの懲りない人間模様。
今年度ＮＯ．１のエンタメ舞台。福原充則がまたやってくれて、もう松尾スズキと
２人いれば他はなくても感を新たにするねこ。ベース楽曲、昭和歌謡ロックらかっこ
いいメロディー◎、更に歌詞が最高にドラマチック。地上波で放送キツイ、不謹慎で
ダークな内容、ダブルミーニングの嫌らしさがまた素敵。人の孤独、そう反する
ロマンティズムのきわどい同居を感じさせて堪らず。福原らしい前向きなネガティブ
さが個々に行き渡り、何とも健気な登場人物達。狂っている、間違っている、ねじ
曲がっているのにキラキラと輝く不思議。そこらを容赦なく引き出す演出は会話劇と
歌唱ショーのどっちも存分に取り組んでくれて、１２０％の手際を発揮。
役者。主人公役はそれぞれのドラマの後、存分に歌いあげ。大黒柱・古田、がぶり
四つ・小泉、全身全霊・三宅と高田、どれだけ変態なトモロヲ。演じて歌える人を
驚くほどに揃えた中に来たるべき歌姫・高畑。体当たりのビッチ役少女の実に小気味
の良い歌唱がひときわ素敵。
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