＠初台 新国立劇場 小劇場(2015/11/1-3 3ステージ)
http://www.nntt.jac.go.jp/performance/rent/
全指定 一般5400円
＠全国ツアー
作:中島淳彦 演出:鵜山仁 装置：石井強司 照明：金 英秀 音楽：川崎絵都夫
音響効果：望月勲 衣裳：原まさみ 舞台監督：三上 博 演出補：所奏
制作：矢部修治 宣伝美術：田辺智子 イラスト：ホセ・フランキー
出演：
栗田桃子：くにこ(長女)
上田桃子：迪子(二女)、B子
太田志津香：和子(三女）、A子
亀田佳明：保雄(長男)、カメラマンの男
塩田朋子：きん(祖母)、みよ、老婆、ベテラン女社員、囲われ女
山本郁子：せい(母）、里子
角野卓造：敏雄(父)、貫太郎、財政文化社社長
鬼頭典子：順子、秘書、郵便配達員、加代、若い女社員、雄鶏社の同僚
関輝雄 ：岡野、先生、社長、息子、山下
2015/11/01(日)晴 7:00-8:58PM(1'58)中段上手 客席9割(250人？）
客層：大人客席、中年層。女性過半数。
客入れ：2列、通路、13列。バルコニー席はほとんど居らず。折り込みチラシ厚め。
パンフなし。物販。Tシャツ 2000円。カーテンコール2回1分。
初演、今回全国ツアー。舞台。電飾で縁取られた大スクリーン。Ｌ型の回転舞台を
回し、最小限の調度を持ち込み。
お話。向田邦子が小説家になるまでの家庭と折々の心理。
とある女性の半生記。歴史や社会でなく家庭、主に対父親や男性なので評伝劇の
堅苦しさはなし。他人の世話を焼く、まとめたがる、自分のことは後回しにする。
現行の締め切りより内容、人生の締め切りのことも考えない。そんなもろもろの
向田邦子の断片をパッチワークのように、平面的な年表でなく立体的な生活から
描いた脚本。演出はほどよくサービスをいれて、すきま風が吹くことなく、
織りあげた感。ベテラン、若手いずれの俳優も冴えて技術を発揮。一点のシミなくも
陰影を表現したさすが。
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