＠代々木上原 MUSICASA（2016/08/16-17 3ステージ）
http://www.musicasa.co.jp/
全自由 前売4000円 当日4500円
演出・振付・出演：黒田育世 ピアノ・音楽：鈴木優人 原曲：松本じろ
出演：関なみこ
舞台監督：原口佳子（モリブデン） 照明：森島都絵（インプレッション）
音響：牛川紀政 衣裳：萩野緑 墨絵：丸山十志郎 宣伝美術：太田博久
記録映像：関瑠惟 記録写真：関暁 制作：ハイウッド、瀧本麻璃英
主催:ＢＡＴＩＫ 助成:芸術文化振興基金 協力：公益財団法人セソン文化財団、
スタジオアーキタンツ、barance,lnc.DESIGN Special Thanks:東毬絵
2016/08/16(火)曇/雨 7:05-8:20PM(1'14)上手側中段 客席超満員(100人?）
客層：20-30才代と中年層。女性7割。
客入れ：整理券配布 開場時40人ほど。受け付けて入場。二面客席 上手桟敷2椅子2列
下手桟敷1椅子3列。バルコニー〜2Fにも客席設け。折り込みチラシそれなり。
パンフ A5 3ページ。静か、無音場面があるので紙の扱いに配慮するようお願いあり。
物販未確認。カーテンコール2回1分。
10才の少女とのデュオダンス。
舞台。角地が正面のステージ。緋色のカーペット。裸電球が二つ吊られ。もう１灯は
床置き。正面上方に葉の茂った枝置き、
構成。中盤に黒田さんソロが入るけど、ほとんど出ずっぱりでデュオ。ユニゾンと
種々。音楽は前半松本じろさんの鼻歌、後半はピアノ曲。生成？のお揃いの
ワンピース。黒田さんは黒いベールを頭にかぶり。
・ピアニストはピアノ下、関さんの背後に黒田さんが見守る体で。
黒田さん、新体操の赤リボンを足にかけて逆立ちしたり。関さんが黒田さんを
喰らうの図。
・クラップ音で軽やかステップ。ざぶーんと発話、赤リボンを関さんの腹ののせ。
力つきるの体。
・関さん蘇り、ぴょこぴょことステップ。腰をくいくい。
・離れてユニゾン。関さんがブンブン髪を振る、壁に寄りかかる。黒田さんは
ひずんでフリーズ。関さんにほどかれる黒田さん。見つめあう。見つめる方向を
示す黒田さん。
・関さん、ピーと甲高い声を持続。黒田さんうろつき。手を延べてはまた彷徨う。
黒田さんはベールをとって、あっあっと発話。喜びとも苦しみともとれる表情。
暗転。
・関さん、新体操のリボン演技。その前にピアニストが手を広げて立つ。暗転。
・関さん、黒いベールをかぶり。その場ステップ。顔をさらした黒田さんも同様。
共に前へでる。
・黒田さんソロ。嗅ぐ、叩く、確かめる。抱く、見つめる。後ろ手にして声なき
叫び声。ステップ。ロール。手を上にあげて。等。
・ピアノ音楽。手に葉がついた枝(榊?）をもち。刻むようにユニゾン。
関さんマネキン、黒田さん手で整える。関さんのソロで黒田さんフリーズ。
・ザブーンと発話。後退してまた前進。暗転。ザブーン。
慎ましく繊細に献げられる時間と身体。分身かも？、けどコピーではなく、互いに
もう一つの世界として大切に思い合う一瞬の連続。ユーミンではないが、全ての
ことがメッセージのよう。濃密な黒田さんのダンス、関さんに乱れなく、手抜かりの
ない集中力に驚かされ。鼻歌→美しいピアノ楽曲化にも感動。
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