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 BATIK「黒田育世 再演譚 Vol.1「病める舞姫」「春の祭典」」

 @横浜 KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ(2022/3/10-13 4ステージ)
 全指定 一般5000円 U25 3000円

 演出・振付:黒田育世 照明:森島都絵(インプレッション) 音響:山田恭子
 舞台監督:寅川英司 舞台美術:松本じろ 衣裳:萩野緑
 宣伝写真:表 bozzo / 裏 前澤秀登 宣伝美術:南琢也 制作:瀧本麻璃英
 提携:KAAT神奈川芸術劇場 主催:一般社団法人黒田育世事務所

 病める舞姫 56分
 出演:鈴木ユキオ
 初演 ダンスが見たい! 20「土方巽著「病める舞姫」を上演する。」(2018年8月)

 休憩16分

 春の祭典 37分
 出演 加賀谷香、BATIK(大江麻美子、岡田玲奈、熊谷理沙、相良知邑★、武田晶帆、
  政岡由衣子、三田真央★) 大熊聡美☆、片山夏波☆ ☆10,12のみ ★11,13のみ
 初演「落ち合っている」(2014年9月)

 2022/03/11(金)晴 7;05-8:57PM(56/休16/37)下手後方 客席8割(120?人)
 客層:2世代、20-30才代と中年層、女性過半数。劇中に声出観客一部あり、迷惑。
 客入れ:感染対策。検温、手指消毒、セルフもぎり。パイプ椅子でディスタンス担保
 客席からベンチ型通常椅子に戻り。荷物置きボックスはなくなり。最前C列。
 当日パンフ A5 3ページ。カーテンコール2回と3回、黒田育世さんラブを振りまき。
 前後2箇所で規制退場あり。

 訳あって再演し難い作品を上演するシリーズ第一弾。是非、続けてほしいねこ。
 ・病める舞姫
 舞台、構成は初演と同様の印象。大きくドラマティック流れ、動きと、ナイーブで
 傷つきやすい人のありさま。心の柔らかいところに触れてくる舞踊劇。正直に作品と
 共にある身体の印象、純度高く美しく感じるねこ。

 ・春の祭典
 舞台。元になった初演から屋内場面をピックアップ。紅いカーペット、下手奥に
 ボロボロの2人掛けソファ。朽ちかけた傘の天井ランプが吊され。
 構成。冒頭から中盤まで加賀さんのソロ。中盤から初演からの母子、子供らの関係性
 ダンス。終盤、加賀さんも加わり。
 母子の幸福と悲劇を壮絶なダンスで綴る。黒田育世/BATIKど真ん中を久々に観る、
 待たれた衝撃の感。初演当時(妊娠中の)幸せの反対側から作品がやってきて…と
 パンフに。ホント業が深いクリエーターだなと改めて。加賀谷香さん、黒田育世以外
 にこんなにも黒田育世を踊るダンサーがいるのだなと。これから、未来に期待が持た
 れて、嬉しい心持ちになるねこ。

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