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＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場（2022/05/27-06/05 12ステージ）
全自由 前売・予約・当日とも 一般3500円 26歳以下2200円 応援チケット8000円
作・演出：山田百次[ホエイ｜劇団野の上]
舞台美術：鈴木健介 照明：黒太剛亮（黒猿） 照明操作：間瀬森平
舞台監督：鐘築 隼 舞台監督補：三津田なつみ 衣裳：正金 彩
制作：赤刎千久子 当日運営：飯塚なな子 プロデュース・宣伝美術：河村竜也
出演： 初演 今回 劇団野の上 ホエイ 2010/2/19-21 2022/5/27-6/5 5ステージ 12ステージ こまばアゴラ劇場 ← 1時間40分 1時間52分 キヨ（小山内家の姑・60代半ば) 藤本一喜 山田百次[ホエイ｜劇団野の上] トモノリ（小山内家の長男） 山田百次 中田麦平[シンクロ少女] 桜子（トモノリの嫁） 乗田夏子 三上晴佳 幸子（出戻りの小姑） 鳴海まりか 成田沙織 小幸（幸子の娘・小6) 三上晴佳 井上みなみ[青年団] 幸太郎(親戚の子・小1） 青海竜大 中田麦平 千久子さん（早起きの会） 赤刎千久子 ←[ホエイ] 沢目さん（早起きの会） 木村元香 森谷ふみ[ニッポンの河川]
2010年劇団野の上 旗揚げ作品。
舞台。上手六畳間にちゃぶ台、一汁一菜3人分。下手三畳間に押し入れ、破れかけ
しみがついた引き戸。全体は家フレームの柱と梁。ポイント抑えて初演の超簡素化
装置継承。押入引き戸の使い方はよくできていて○。
お話。ワンマンな姑にたまらず、夫は母よりでままならず、家事時間以外は押し入れ
生活を続ける嫁。姑は怪しい即売会に惹かれ、自称慈善団体に嫁救済依頼とあれこれ
やってくれるが、嫁、家族との距離とは離れるばかり。そんなある日。
全編津軽弁でおくるドメスティック悲喜劇。キャラ芝居と演出で無茶する、がっちり
濃厚に絡む、荒くれと時折叙情が混交するら。生ならでわのライブ感上々で小劇場
演劇の楽しさ存分。不器用な人達の残酷家庭劇をどう描くかで、在京の劇団にはない
味わいがあって魅力的。久々の青森の俳優と舞台での再会、異種かと思いきや、案配
よく溶け込む在京の俳優と共に健闘。判らない津軽弁会話をよく伝わるものとして
くれて嬉しいところ。