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＠小竹向原 アトリエ春風舎（2023/08/18-27 12ステージ）
全自由 予約・当日一般4000円 U-24 2500円 タニマチケット8000円
配信チケット2500円 配信タニマチケット6000円
作・演出：升味加耀 ドラマターグ：綾門優季[青年団リンク キュイ]
舞台監督：大石晟雄［劇団晴天］、青木望華 音響：櫻内憧海[お布団]
照明：緒方稔記（黒猿） 舞台美術：いとうすずらん 宣伝美術：酒井まりあ
宣伝イラスト：LITTLE RED BOY 制作：田中遥、半澤裕彦 制作協力：寺垣沙織
当日運営：類家アキヒコ［劇団カツコ］ 演出助手：夏榠リョウ（株式会社宍戸錠
事務所）、廣川千紘 撮影・編集・配信：まがたまCinema
配信音声協力：おにぎり海人[かまどキッチン] 企画制作・主催：果てとチーク
出演(五十音順)
上野哲太郎
川隅奈保子［青年団］
川村瑞樹
函波窓［ヒノカサの虜]
佐藤英征
鈴木彩乃［劇団晴天]
林ちゑ［青年団]
福井夏［柿喰う客］
2023/08/18(金)猛暑 (7:29)-9:14PM(1'44)最前方 客席ほぼ満員(45人)
客層：20-30才代中心で2世代、男女半々。
客入れ：感染対策。検温なし手指消毒任意。開場時15人。雛壇に4，5列。引いて見る
のがよさそうだけど、前方中央の没入感も格別かと。当日パンフ A4 3ページ。
物販。上演台本1000円。こみ入った感じあり、復習用？によく売れてる模様。
カーテンコール1回 拍手鳴り止まずも2回目なし。
舞台。壁と床、アンバーの布で覆われた1面。中央、本ロウソクを掲げた四本の支柱と
奥にベンチブランコ。左右に椅子形とテーブル形。両袖から赤色の枯れ木が立ち
上がり、天井を覆い。出捌けは正面左右の開口。鍾乳洞窟？、なにかの胎内？。
お話。ミミズを信奉する神社がある離れ里、かつてカルト教団の事件があった場所も
今はオーガニックな食生活を推進するNPOが進出。都市から移住する者が少なからず。
教団2世の女性とノンポリの夫君らに始まる怪異と惨劇、潰えない恐るべき子供達の
友情とその果ての顛末を描く。
これはもの凄い、劇世界に取り込まれる怖さと快感半端ない。オカルトホラーとそれ
をレンズにして壮大／緻密に見せる日常の暴力と嘆き。恐れ、怒り、哀しみが奇想、
因果を伴って、渦巻くさまが堪らない。愛と友情も、慈しみと憎しみ紙一重で
恐ろしくて切ない。子供達が孤独と絶望の先へ向かうラストには涙。
スタッフワークが渾然一体、美術、音響、照明が素敵。音響は夢に出そう。
濃い世界で、役者陣は現代口語の軽め会話に終始。ベースは日常と引き戻すアンカー。
川隅さんがSCOOLでの天使から…。福井さんの真っ直ぐな目が…。
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