＠新宿 紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA（2023/10/27-11/04 9ステージ）
全指定 一般6200円 夜割4500円（10/27・30）ユースチケット3800円 (25歳以下)
夫婦割11000円 高校生以下2500円 3人割15000円
＠大阪 八尾市文化会館（プリズムホール）小ホール 11/8
＠長岡 長岡リリックホール シアター 11/12
作：畑澤聖悟[渡辺源四郎商店] 演出：西川信廣
美術：奥村泰彦 照明：塚本 悟 音楽：上田 亨 音響：中嶋直勝 衣裳：岸井克己
舞台監督：寺田 修 演出補：大内一生 ドラマターグ：工藤千夏
制作：梶原 優、最首志麻子、田中雄一朗
イラストとチラシデザイン：チャーハン・ラモーン
出演：（1919年 大正8年時の年齢）
若松泰弘：芥川龍之介(27才)
瀬戸口郁：菊池寛(31才)
石川武 ：車掌、レエンコートの男、クワ田(文藝春秋社 幹部の河童)
鹿野真央：女1、ろおれんぞ(20代？)、吉田弥生、河童1
牧紅葉 ：女2、良秀の娘(10代後半？)、芥川文(19才)、河童2
日景温子：女3、真砂(武弘の妻)、多襄丸、金澤武弘、秀しげ子(29才)、河童3
郡山冬果：女4、片山広子(41才)、河童4
髙柳絢子：女5、平松麻素子(21才)、河童5
2023/11/02(木)秋晴 7:00-8:47PM(1'46)前方中央 客席5割(250人)
客層：3世代。大人中心で学生～じじばばまで。女性過半数。
客入れ：感染対策。手指消毒任意。当日パンフなし。物販。パンフ A5 500円。
Tシャツ 3000円。 カーテンコール2回。
畑澤聖悟書き下ろし新作。長年の芥川こだわりの末の作品とか。
舞台。東海道線・二等客席。長尺のベンチ客席、背景は巨大歯車コラージュ、
車輌出入口脇に歯形が。
お話。芥川龍之介と菊池寛の二人が長崎への逃避旅行をした史実を基。車中で毒を
吐く芥川と温厚な菊池がやりとりしていると、芥川の作中人物や付き合ってきた
女達が現れて、てんやわんや。
芥川マニアックスからの人間ドラマ、名残の友情譚。不安、恐れから分身を幻視、
逃れるための創作、恋愛も、時空越えした当人達に問い詰められて、こまっちゃう
様を描き。文学至上のクールガイなイメージに加え、人間臭くて大人子供、ダメも
可愛げありな芥川像が面白く、作家の愛を感じさせ。前半の菊池寛（ひろし）との
ガチャガチャしたやりとりは情報多すぎだけど、愉快。終盤の「再会」が沁み。
当時流行のスペイン風邪が治まってなおマスクする菊池（対して現実を逃れる
旅こだわりで外させようとやっきとなる芥川）が、コロナ時勢にまる嵌まり、
親近に重なるところが面白し。
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