＠新宿 紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA(2023/06/29-07/07 9ステージ)
全指定 一般6200円 夜割4500円（6/29、7/3） ユースチケット3800円 (25歳以下)
夫婦割11000円 中・高校生2500円 （今回当日券なしとか）
作：ウィリアム・シェイクスピア 訳：小田島雄志 演出：鵜山 仁
美術：乘峯雅寛 照明：賀澤礼子 音楽：芳垣安洋、高良久美子 音響：秦 大介
衣裳：原 まさみ ワックスアート：米澤 純 映像：浦島 啓
ステージング：高橋ひろし 舞台監督：加瀬幸恵 演出補：戸塚 萌
制作：友谷達之、最首志麻子、白田 聡
ワックス・アート：米澤 純 宣伝美術：三木俊一（文京図案室)
出演：
平体まひろ：ハーミア
池田倫太朗：ライサンダー
奥田一平 ：ディミートリアス
渡邊真砂珠：ヘレナ
石橋徹郎 ：シーシュース、オーベロン
吉野実紗 ：ヒポリタ、タイティーニア
中村彰男 ：イジーアス、パックまたはロビン・グッドフェロー
横山祥二：ボトム（職人芝居 ピュラミス）
清水圭吾：クインズ（同ティスベのおやじ、序詞役） 、蛾の羽根
小谷俊輔：フルート（同ティスベ）
石川武 ：スターヴリング（同ティスベのおふくろ、月）、蜘蛛
大原康裕：スナウト（同ピュラミスのおやじ、塀）、豆の花
今村俊一：スナッグ（同ライオン）、芥子の種
演奏：芳垣安洋、高良久美子
2023/07/03(月)晴 7:33-9:01PM(63/休15/69)後方より 客席満席(460人)
客層：学生(1/4?）〜ベテランまで幅広く、女性過半数。
客入れ：感染対策。検温手指消毒任意。当日パンフなし。物販。パンフ A5 500円。
美術の元となった、ワックス-アート展示。カーテンコール2回。
舞台。白い二面舞台、前後に同色の真四角額縁が3層。無地では無くスタッコ仕上げ。
額縁内では半透過の幕を開け閉め。無機質なギャラリーのような空間に、森の木々を
イメージしたワックスアートを投影。さらに客席を森に見立て、縦横の通路を出捌け
サブステージとし。
お話。妖精の王と后、２組の恋人、アテネの職人達が、妖精パックの媚薬誤用で
こんぐらがっていく。
Pブルックら彷彿の現実/夢を合わせ鏡にした、1人2役配役。職人役者達が妖精役まで
兼ねているのがユニーク。演劇の虚構性、夢を演じるを強めてる感。異世界へ誘う
かのような、ファインアートの映像の森、パーカッションの生演奏もまた。
というアーティステックな趣向なんだけど、役者芝居はありげに整えず、野放図と
いっていいもの。妖精がおじさん（お爺さん？）、パック役者は「なんでござん
しょうな？」なもの言いで、横丁の飲み友達然。レイジーでおバカで、気はいい奴。
真面目寄りのオーベロンも意気投合。愛しか感じない処。女王ヒポリタはエキセン
トリック、アングラの匂いが。若い恋人達はドーピングされてて、激しい舌線を
交わし、高じると大暴れ。ぶん回されるハーミアは初めて見た。鵜山さんの演出は
今回も面白し。
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