＠渋谷 PARCO劇場（2023/12/07-28 ステージ）
全指定10000円 ペアチケット18000円 U-18 3000円 U-30 5000 円
＠新潟 りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場 1/7
＠愛知 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール 1/12-14
＠岡山 岡山芸術創造劇場ハレノワ中劇場 1/17
＠福岡 キャナルシティ劇場 1/20-21
＠広島 JMSアステールプラザ 大ホール 1/24
＠大阪 サンケイホールブリーゼ 1/27-29
作：コナー・マクファーソン(2007年) 翻訳：小田島恒志 演出：栗山民也
美術：松井るみ 照明：小笠原純・木下尚己 衣裳：前田文子 音響：高橋 巖
ヘアメイク：佐藤裕子 演出助手：坂本聖子 舞台監督：加藤 高・松嵜耕治
宣伝美術：河野真一 パンフレット編集：金田明子
プロデューサー：佐藤 玄 制作：千葉文香・梶原千晶 製作：宇都宮誠樹
後援：アイルランド大使館 企画・製作：株式会社パルコ
出演： 日本初演 今回 2009/11-12 2023/12 152分 156分 リチャード・ハーキン 吉田鋼太郎 高橋克実 ジェームズ・"シャーキー"・ハーキン(リチャード弟) 平田 満 ← アイヴァン・カリー(近所の友人) 浅野和之 ← ニッキー・ギブリン(兄弟の旧友) 大谷亮介 ← ミスター・ロックハート(ニッキーが連れてきた紳士) 小日向文世 ←
2023/12/13(水)晴 6:03-9:01PM(70/休20/86)最前方中央 客席ほぼ満員(430人)
客層：2世代、大人より、女性過半数。
客入れ：感染対策 手指消毒任意。ロビーに舞台美術模型。通常客席。当日パンフ
ない。物販。パンフ B5横 1500円 Tシャツ3500円 カレンダー1000円
カーテンコール3回。
2009年日本初演、14年再演から久々。兄リチャードに高橋克美、彼以外は前期高齢者
（もういつの間にやら…）ぞろいという超ベテラン座組にて。
舞台。レンガ壁の半地下室。正面奥に上階からの階段、中途にキリスト画と燈火。
降りて上手手前にテーブル、ソファ。大きめのドアから台所など。上部のスリット窓
から通行人の足元見え。下手側は雑然。
お話。中年兄弟2人暮らし。目が不自由になっても大人しくしていない暴れん坊の兄に
保守的な弟。クリスマスイブ、兄は弟が嫌う友人達をポーカーに誘う。その中には
恋人を寝取った男や、この世で出逢ってはいけない男が含まれていて…。
初演感想で「脂身って旨いよね」役者達の妙味を褒めたけど、年老いても健在。
見た目は年代相応(小日向さん除く・役柄故？！）だけど、当意即妙の会話、演技の
応酬や、飛ばされるらの動きでも衰えは感じさせず。すったもんだの背景と癖ある
キャラ、多面体の人間を描くに妙味は円熟味に転じて、一層面白くまたしみじみ
沁みるものとし。ダメ中年おじさん達の救いや未来なしと思われた物語が、
遠赤外線に心温めるハートフルな物語に転じる終盤が素敵。愛嬌とユーモアを
欠かさないのもまた。
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