＠池袋 東京芸術劇場シアターウエスト(2024/07/05-14 11ステージ)
全指定 一般6000円 初日割5500円 U25 3000円 障害 3000円
作・演出：詩森ろば 舞台美術：杉浦充 照明：榊美香(有限会社アイズ)
音響：青木タクヘイ(STAGE OFFICE) 演出助手：三国由佳(SPM)
照明操作：清家玲子 衣装進行：kyoto*K 舞台監督：土居歩、田中翼
大道具：俳優座劇場 小道具：高津装飾美術
健全な稽古場のためのアドヴァイザー：古元道広
宣伝写真：大村佑里子 宣伝美術：詩森ろば デスク・票券：イビケイコ
宣伝：吉田プロモーション プロデューサー：岡島哲也
制作：serial number 企画製作：一般社団法人 風琴工房
助成：文化庁文化芸術振興費補助金（舞台芸術等総合支援事業（創造団体支援）
独立行政法人日本芸術文化振興会
出演：
坂本慶介：ミムラ
川島鈴遥：シズル
田中 亨：クボタ
杉木隆幸：刑務官、キジマ
廣川三憲［ナイロン100℃］：精神科医、メサイア
2024/07/09(火)猛暑 7:04-8:30PM(1'25)前方上手 客席5割(70人)
客層：2世代 ベテランより 男女半々。
客入れ：感染対策 手指消毒任意。最前EX、Fから段差8，9列。当日パンフ A4両面。
物販。パンフ A4 1500円 台本 1500円 カーテンコール2回。
舞台。中央に病院ベッド1だけの島舞台、後方に枠組み、紗幕を開けると上手に
朽ちたジャングルジムとブッシュ。
お話。人生で考えるのは母のことばかりと語る青年ミムラの傍らには少女シズル。
2人は宗教施設の同胞、ミムラは犯罪を犯し、留置施設にいる。ミムラの国選弁護人
クボタは施設の精神科医を訪ねるが、意思疏通ができないという。
宗教二世問題／事件と、「スローターハウス」に続き、重くハードな題材。
個人の視点から、複雑な内容の元とその先をプレゼンスよく描きだして、近接。
1人多役で最少に削ぎつつ、社会につなぎ拡げて巧み。濃厚かつ研ぎ澄まされた対話、
作劇が◎。張りつめた空気感を醸す空間美術、捨てられたジャングルジムのある
物語る絵面が素敵。世界は一家、血縁の縛りを無くすことで万人を救済との教義が、
母を思慕する青年を疎外し、救えなかったことがやるせない。少女シズル・川島鈴遥
さんが表情豊かに劇世界で生きてて○。声が素敵な廣川三憲さん、役柄に嵌まって○。
［月間一覧］