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劇団普通「秘密」
＠三鷹 三鷹市芸術文化センター 星のホール（2025/05/30-06/08 12ステージ)休演6/2
全自由(整理番号付）前売 一般3500円 財団友の会会員3000円
当日 一般3800円 財団友の会会員3300円 U-22 前売・当日とも2500円
高校生以下 前売・当日とも1000円 〜6/3 早期夜公演割引300円引き
作・演出：石黒麻衣 舞台監督：小玉珠成 舞台美術：山本貴愛 照明：伊藤泰行
音響：泉田雄太 宣伝美術：関根美有 舞台写真撮影：福島健太 演出助手：用松亮
制作：赤刎千久子[青年団／ホエイ] 制作助手：及川晴日[娑婆駄馬]
出演：
初演 今回
王子小劇場 三鷹市芸術文化センター
2022/4/20-24 2025/5/30-6/8
8ステージ 12ステージ
1時間55分 2時間7分
・由紀の家族
父親 ：用松亮 ←
母親 ：堤千穂 坂倉なつこ[青年団]
由紀 ：安川まり ←
哲也（由紀の兄） ：三瓶大介 泉拓磨
亜希（哲也の妻） ：しまおみほ 川口雅子
陽彩（ひいろ 兄夫婦の長男小学四年生）
・本谷夫妻
妻（由紀の同級生の親） ：佐藤有里子 石黒麻衣
一夫（由紀の同級生の親） ：小野ゆたか 渡辺裕也
恵子（由紀の同級生）
・従弟夫婦
日出夫（由紀の母方の従兄弟
四十代） ：直木ひでくに 吉田庸[青年団]
美佐子（日出夫の妻四十代）：青柳美希 ←
紗江（従兄弟夫婦の長女）
萌絵（もえ 紗江の長女）
優貴（ゆうき 紗江の長男）
大貴（紗江の夫）
2025/06/01(日)晴 2:01-4:08PM(2'07)下手中段 客席満席(120人)
客層：3世代 女性過半数。
客入れ：感染対策 手指消毒任意。プレイガイド2、劇団、劇場の4列で入場待ち。
開場時40人ほど。雛壇にクッション追加パイプ椅子、ハの字配置 6段の通常客席。
当日パンフ A4縦折。物販なし。カーテンコール1回。
コロナ禍で中止を経て2022年初演＠王子小劇場。マスク要装着の時勢のまま再演。
舞台。広く斜に置かれた黒い平台の島舞台。中央にダイニングテーブル、脇に季節物・
扇風機、ファンヒーター。手前と下手外縁、三角に人工芝で庭の体。
お話。老いた両親、母親が入院、自活できない父親。自立して家をでていた子供は
戻り、介護や世話、地元に直面する。全編栃木弁でおくるローカル、ドメスティック
会話劇。
演劇を観ている感じじゃない、不思議な既視感。同じじゃないけどチクチク刺さる、
実家イマーシブルシアター。用松亮さんの至芸と言っていい寡黙な頑固父ぶりを堪能。
母親役、坂倉なつこさんの弱り方芝居には驚かされるねこ。抽象を進め、光と闇の
味わいを増した空間美術が素敵。
アフタートーク 4:13-4:29PM(16)
松井周[サンプル]（劇作家・演出家・俳優）、石黒麻衣
松井 凄い面白かった。色んな事を考えて、最後は父の介護をしたこと等、端々で
内容が刺さって。青年団を思い出す所もあったが、それとは違う所で造り込んで
いるが、そうは見せてなくて日常に紛れている。どんなつくりかたをしているのか。
石黒 2019年の「病室」の前は茨城弁でなく標準語で、家族や友人の事とか近い所を。
本物を舞台に乗せたいとずっと考えて。台詞を試して、動作はパントマイムに
ならずにそう見えるのか。置くものとかはそこに一軒家を建てないとおさまらない。
無くてもあるものに出来るのが演劇。無いものをあるものに見せたい時は、
前から役者、スタッフと共有して、有るものとする（表現する）。
松井 台詞をしゃべっていない人のリアクションがリアルと言えばリアル。アドリブも
ありなのか？。
石黒 ちょっとしたことも全部台詞。
松井 少しずつ違うものも全部覚えるのか。
石黒 自分で書いて出たけど、凄く苦労した（場内笑い）。
松井 真剣勝負なのにのんびり流れる時間に見えるのが凄い。家族とか近いと思って
いて、老い、老人を出すのはなぜ？。
石黒 身近なものを考えて、家族、親戚で年配の方が多かった地域性もある。
知っているものを書くのがいいかなと。
松井 演出で季節がシンプルに造られている。演劇ぽくないが？。
石黒 出来るだけシンプルに見せるのにどうするかを考えている。演劇を個人で
始めたので（松井 ！？）。有名でない演劇教室（ネット）で始めたので
松井 生活する人がでてくるのはそこからか。
物語もすごく面白い。親子の喧嘩には長年積み重ねの氷山の一角がふっと出てくる。
堪らなくなる面白さ。描きたいテーマは？。
石黒 こんな風に話しているのを見たいなというストックがある。写真の中の人が
段々喋っていく。時間が掛かる、プロットは書かない。稽古が中程まで進むと、
皆（役者、スタッフ、制作）のためにプロットを書くが。
松井 今日は勉強になった。自分はできるとは思えなかったが。
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