こまつ座 「きらめく星座」
＠東京芸術劇場（中）(1996/3/8-17 11ステージ 他地方公演）
A5150,B4120,C3090
作：井上ひさし 演出：木村光一
出演：岡まゆみ、長谷川真弓、辻萬長、大高洋夫、すまけい、沖恂一朗、藤木孝
中田浄、佐藤淳、朴勝哲
1996/3/10(日)1:30-4:30PM（休憩15）晴 1F中段下手より 客席9割(700）
4回目の再演。オデオン座の後妻役は夏木マリ、河内桃子に続き岡まゆみ
お話。昭和15年。太平洋戦争直前。浅草のレコード店。どんどん悪くなる世。
そんな中、良き心を持ち、明るく懸命に生きた、奇跡の人たちの物語。
言葉を出す者、それを受け止める者。それぞれの有り様を、軍事国家背景に
問う。そんな意味合いも隠し味。
優しい芝居。不自由な状況。それでも好きを好きといい、人をいたわる人達。
行く末が明るくないことを知りながら。笑いながら、感動。涙ねこ。
登場人物が皆魅力的。後妻・ふじ（岡まゆみ）の明るさ、たくましさ。広告
文案家・竹田（すまけい）の思慮と温かさ。脱走兵の長男・正一（大高洋夫）
のまっすぐさ。とかとか。役者の練り込められた充実感、◎。
きちんとした文体の台詞、明瞭な発声が心地よし。とくに岡さん。声が綺麗。
◎。心洗われる思いねこ。
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