極東演劇研究所 「ひまわり」 「ルピスカ物語」
＠新宿・タイニイアリス (1996/7/8-10 3ステージ） 自由前売2000当日2500
作・出演：島田美菜月 演出：常田万蔵
1996/7/8(月)7:10-8:20PM（休憩10) 雨 最前列より 客席3割(30人)
舞台。鯉の滝登りな幕。常田氏？が前説。幕を引くでなく、外して畳んで開演。
お話。「ひまわり」
妄想？、現実？世界を放浪する女性の独白。ご近所商店街
で買い物。ニューヨークで映画ヒロイン・ビアンカ。シチリアのおじさん。中国大陸
で男と逢瀬。伊豆でイカの目玉焼き。などなど行く方しれずの物語。
休憩後。「ルピスカ物語」
料理がだめで不美人。大根おろしだけは誉めてくれ
た男も去り、女は夜汽車で直江津。踊り子になるも追い出され、川崎のドヤに
流れて・・。不器用、孤独、とほほ。さすらう女の破天荒な物語。
不思議な魅力の一人独白劇。女優さん不思議。やせてて長身。手が大きい。
小さな引っ込んだ目。か細い声は緑魔子みたい。抑揚なく早口で淡々としたとこ
、渡辺信子を彷彿。ウィスキーのポケット瓶でちょびちょびな感じがハマル。
恵まれない主人公をいつも真摯にみつめて、淡々と語る。哀しくて、どこか
ユーモラス。なんとも他じゃ得難い味わいあり、◎。
物語はとり止めなく続いていく。寝物語のようで頭がボーとしてきたねこ。
とてもいい感じな半覚醒状態。○。
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