グリマンデルと工事現場２号 解散ライブ「トライアングルー１」
＠下北沢・駅前劇場 (1997/2/13-17 7ステージ） 全自由前売り2500当日2800
作・演出：工事現場２号
出演：グリマンデル、工事現場２号
1997/2/14(金)晴れ 7:00-8:30PM 最前列より 客席９割(100人)
客層：20歳代中心。女性7割位。初見の人多？。'91〜観てる子もあり。
客入れ：今回、桟敷スペースはがら空き(2名）。いつもながらそこそこの入り。
結成９年なんだあ。どっか懐かしげでシュールなコント、グリ工。ねこはたしか
'91（東演パラータ）から。クールな工事現場２号、マイペースで熱血なグリマン
デルの取り合わせの妙。報われない人達の悲しさ、底にある差別意識とか、隠さ
れてるキビシイ内容を、とほほさな笑いに昇華しちゃう妙。意味なさそうなのに
細かいディテール、無駄の妙。と、まあ独立独歩の妙な個性が好きだったねこ。
今回は、'90公演からの傑作選。人気あるネタというより、かれらエッセンスが
よくわかる内容。「友達」の不自然なおかしさ、「嘘つき先輩」の荒唐無稽が好き。
グリマンデルはどうするの？が終演後、ごあいさつで。笑ってましたけど。
今日のねた
１「らっきょ玉」('90)
兄貴にいじめられてた、らっきょ玉。転校して、いじられない兄貴は淋しい。
ピンスポで顔だけ、往復書簡な場面とか、ちとはずかしい。
２「友達と寝る」('91)
寂しいので友達の家へ。半死半生でもいくのだ。
初見のとき、一番印象に残った作品。妙に細かいのがなんとも。ラストのとほほ
さがすばらしい。
３「寿司屋合併」('91)
外国人・バングラ君は親方に勧められ、独立、でも、だれもお客こなくて。
バングラ君は他のねたでも使われてました。おかしいんだけど、きつい内容。
４「丸ごと売るのがポリシーの八百屋兄弟」('94)
半分に切った野菜なんぞ、売れるかい！。でも、兄さんぜんぜん売れないよ。
後半、「犯罪」に走る、切れた兄貴のビデオレターがおかしい。このネタは無
農薬編とか、いくつかありました。
５「正太の営業」('95)
売り上げゼロの後輩に先輩が指導。でも、後輩は正直村の出身でウソをつくと･･。
シニカルなんだけど、ばかばかしくもあって笑っちゃう。二人の目線のさぐり合
いが○。
６「だし巻き兄弟」('95)
もう弟はだし巻き造りに汗だく。兄は形仕上げるだけ。誤解されてドツボの兄。
悲しい人生って感じのどうしようもなさが笑い誘う。親切って諸刃の剣ね。
７「嘘つき先輩の星空の話」('96)
えー、嘘つき先輩、額からビームだせたんですか。そうですか。
このシリーズ、好きだったねこ。でも、先輩の商売ねたが気持ち悪い生物系なん
ですよね。お話の飛び具合がいいかげんで○。先輩・グリマンデルのとんでもな
くて、あっけらかんとしてるキャラ◎。
８ごあいさつ。いつもどおり、ぼつぼつとゆるく。ナイロン100°チラシの工事現場
２号がだれかわかんない話とか。
|