カブ 7’thプレゼンツ「チープジープ」
＠下北沢・東演パラータ（1998/2/6-8 5ステージ） 全自由前売り1500当日1700
作・演出：やべめぐみ 美術：横尾友広 出演：難波美恵、矢部 愛、勝部陽子、
平井剛直、足立道彦、村木浩之、檜山ゆうこ、高山のえみ、石田理絵、小幡あえ架
1998/2/7(土)大雨 7:40-9:40PM 最前列より 客席ほぼ満員（70人）
客層：20才代中心に老若男女。女性過半数。客入れ：場内誘導随時。全椅子席は楽
初見。先日のＣＭサーカス。シニカルさ、いい加減な軽さ加減が印象に残ったねこ
舞台。カラフル、ポップな飛び出す絵本。床オレンジ。上手下手、壁から青、黄の
ジープ張りぼて（前後移動、乗車可）。上手、彩りドラム缶で上段舞台への階段。
下手、キャンディストア風小さなカウンター。袖前面にデフォルメしたビルの絵。
お話。ハワイ。人気バンドのボーカリストが結婚式直前に失踪。置いてきぼり純愛
な花嫁、ＳＥＸだけでもラブラブなシニカルＤＪ、友達以上恋人未満なサブボーカル
は、それぞれの思いから彼を探索。巻き込まれのグルーピー、マネージャー、
ただのファン達。シニカルＤＪの姪：超クールな小学生と教員実習兄さんのこれから
の恋もまた併走。あれこれ難しい恋と、でも単純なその幸せってやつの瞬間を
綴っていく。
もう考えちゃう、大事の思い。幾多の問いかけを重ねる、ほとんどモノローグな会
話。その真摯なこと。それに気恥ずかしげな笑いの付加は少な目。もっとほしいと
ころ。ありがちに重く沈ませないよう、多彩なキャラを短いシーンに散りばめ、
リズムをもたせてるのは○。物足りない位の割り切りな寸たらずさ、にセンスあり。
悩む女の子のどん詰まり。それが共に見る美しい光景や抱擁で、一瞬間に解消
するラスト。言葉を重ねても解り合えないのに、言葉によらずに成っていく。素敵で
哀しくて○。となるまで、この内容にしちゃ長いと思うねこ。もっと台詞刈り込み、
構成整理希望。
役者。どこか醒めてて、作品にあってる。その分、印象小。途中、つか芝居、バッ
クはスケーティングダンス、なシーンあったけど、いろいろ他の芝居もできるのか
しら。狂言まわしみたいな、高山のえみさん。創ってても、素直な可愛らしさ：
おばかになれる素敵さ、を感じさせて○。
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