クロムモリブデン「カラビニラダー雪22市街戦ナウ」
@神楽坂 die platze (1999/11/6-7 3ステージ)大阪1/21-23
全自由前売り2300当日2500
作・演出:青木秀樹 音響効果:笠木健司、田頭広光 照明効果:Ingrid Smith
美術・映像:本郷崇士、タナベリョウヤ、富内薫、酒井宏人
衣装:フランソワ 美粧:アリムラナオ 宣伝美術:aRI
製作:床田光世 NURSE/銭亀
出演:酒井宏人、藤原祥隆、三好淑子、後藤七重、フランソワ、森下亮、
テリー、ハルキ、アリムラナオ、MCポーゴ、岡淳太郎、夏、
熊崎さくら[南船北馬一団]、床田光世、青木秀樹
1999/11/6(土)晴れ 7:35-9:15PM(1'40) 後方より 客席満員(60人)
客層:20ー30才代中心。男女半々。学生ぽい、関係者ぽい人多し。
客入れ:三々五々、ぼちぼちと埋まる客席。後方雛壇でがくっと異音、沈み込み
あり。スタッフが調べてOKなるも、ちと不安。パンフは細長冊子状。文字や絵の
コラージュ。役者の顔写真あるのが親切。ついでに役柄も付記してほしかったねこ。
大阪の劇団。過激にアート志向とか、よくわかんないけど名前はよく聞いてたねこ。
舞台。金属ゴミやらジャンクあれこれ。東京だと古のMMMとか彷彿。コンクリート
パネルみたいの張り合わせた移動式防護壁、ボックスいくつか、中央と周囲に。
裏返すとキーボード、裸CRT、怪しいケーブル、ホースからなるコンソール。
壁周囲には金網格子、天井から長短鎖が下がり。
お話。戦闘状態にある島。最前線部隊からの連絡途絶。中村伍長(藤原?)は命を
受け調査に向かう。戦闘は確かに行われてるが、イカレタありさま。劇団オーディシ
ョン、不条理劇、漫才、ダメだし、ダダダ。セクシーダンサー、ダダダ。胡散臭い
サイケな高校教師、ダダダ。ジャンキーの母親に与えるヘロインを探す精神病患者
、ダダダ。そして、中村自身、この狂った物語の原作者らしくて!?。
一昔なら、サイバーパンク。だぶだぶしたファニーな戦闘服、リアルな銃器、多用
されるストロボ、白々蛍光灯に浮かぶ影。銃撃爆裂の大音量、狂ったボレロの反復
BGM。暴力的な場面の背景にギャグめいた台詞、とんまな言動。どれがリアルか
わかんない、陽気な悪夢模様。取りとめない渾沌にドラマは起ちかけては流され。
全編イカレテルので、逆に単調平板な印象。たまに正気に返りつつ、狂気を浮立た
せるとか、変化がほしい。役者、健闘なるも、ちと薄味。もっと派手やか、あるいは
醒めきりで、狂気を演じてほしかったねこ。
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