＠銀座・博品館劇場(2001/8/23-9/2 18ステージ)
http://www.hakuhinkan.co.jp/
全指定 前売り当日共 大人6000円 子供4000円
＠亀有・リリオホール7/27-29
原作：秋本治・アトリエび−だま（集英社「週間少年ジャンプ」連載）
脚本・演出：ラサール石井 音楽：佐橋俊彦 据付：川崎悦子 兼術：加藤ちか
衣裳：宇野善子 照明：林之弘 音響：小幡亨 ヘアメイク：馮啓孝
音楽コーディネーター：平田英夫 歌唱指導：実川俊晴 舞台監督：岡島哲也
演出助手：長町たず子
製作：伊藤義文（博品館劇場）、松田誠（ネルケプランニング）
企画：清水賢治（CX）、小中ももこ（CX）
制作：樋口正太（博品館劇場）、上遠野めぐみ（博品館劇場）、
伊藤悦子（ネルケプランニング）
制作進行：ネルケプランニング 制作協力：石井光三オフィス
主催：博品館劇場、ネルケプランニング
共催：（財）葛飾区文化振興財団（亀有公演のみ）
製作：博品館劇場、ネルケプランニング
後援：「週間少年ジャンブ」編集部（集英社〉、フジテレビジョン
出演：
ラサール石井[HP]：両津勘吉
大河内奈々子：秋本麗子、みつ
三浦理恵子 ：小野小町
伊藤明賢 ：中川圭一
原金太郎 ：大原大次郎
清水宏 ：向島三四郎（両津付きのエリート警察官 研修中）
水谷ケイ ：ビッグママ（謎の女盗賊団ボス）
尾小平志津香：ピンチ（その子分）
星野園美 ：パンチ（その子分）
坂田明 ：奥山老人（元芸人の小悪党 少女と出会い交流）
樋口智恵子 ：少女（街を嫌い、引きこもり）
岸祐二 ：ボルボ西郷
岩崎征実 ：佐近寺
斎藤レイ ：麻里愛
海津義孝[万有引力] ：海パン刑事
西村仁 ：警官
長谷川達之 ：警官
midori ：婦人警官
AKIKO ：婦人警官
中村理砂子 ：婦人警官
2001/8/26（日）曇 4:00?-6:45PM(75/休15/75) 中段より 客席８割(300人)
客層：老若男女。夫婦、子供連れ、お友達らグループ客多し。
客入れ：ぴあでは売り切れの今回も後方に空席。淋しいところ。折り込みパンフ
なし。物販。パンフ(A4オールカラー 1500円）、サブレ（1155円）、人形焼
（手ぬぐい付き 840円）、もんじゃ焼き煎餅(1050円)、麗子湯飲み(840円）
初見ねこ。国民的マンガの舞台化。99年初演の好評を受けての再演、全国ツアー。
舞台。舞台前面袖、マンガのコマを額縁状にならべ。素舞台に簡素な装置を持ち込み式
背景に町をコラージュした幕を随時使用。
お話。婦警寮までトンネル、サンバカーニバル準備盗撮ＶＴＲ作成とか、仕事そっち
のけの両津巡査。やりたい放題に部長おかんむり。そのころ町にはキャッツ…と名乗
る愉快犯横行。その悪戯もしだいエスカレーション。どうも目的は、町に？復讐らし
い。その頃、町にスポイルされた少女に出会ったすりの爺さんは、彼女の凍てつく心
を溶かそうと腐心。それぞれはまるで運命のように出会って…。
押しつけのないサービス精神、てんこ盛り。その遊び心と心配りが反映、笑いとちょ
っと涙な好編になってて、上出来。演劇、ミュージカルをねたに遊びまくり。つっこ
みのクールさ忘れず、かといって決してシニカルにならずに、バカ爆発。全力投球し
つつ、余裕を残した笑いが大人な感じで○。ドリフギャグごっことか、昭和30年代を
回顧しつつの優しい感触もあって○。挿話や伏線を拾って、ちゃんと落ちをつけると
こは、マンガ同様、巧く、親切。
当然キャラ芝居も。それぞれのポイントを押さえて○。各噂の海パン刑事。マンガを
越え、イッテしまわれてて◎。海パンバックダンサー達を従えての「ラブ・イズ・
ウォー ラブ・イズ・スーパーウェポン」ダンスには愛情感じるねこ。
役者。清水宏さん。ラサール・両津のやりたい放題につっこみつ、情けないとこ帰着
のお約束なおかしさ。無駄なテンションが面白さ増して○。水谷ケイ。押し出しつよ
くて○。両津・同僚役者達。そんな風な役所なんだけど、引っ込み勝ちすぎ。ちょっ
と、ものたんないねこ。