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 演劇計画2004+青年団リンク・地点プロデュース「じゃぐちをひねればみずはでる」

 @駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2004/9/16-20 7ステージ)
 http://www.letre.co.jp/agora/index.html
  全自由 前売・予約2500円 当日2800円
 学生・高校生以下 前売・予約・当日共2000円
  @京都芸術センター フリースペース 7/5-11 7ステージ

 原作・テキスト:飯田茂実 演出・構成:三浦基
 照明:吉本有輝子 音響:堂岡俊弘 舞台美術:西田聖 映像:山田晋平
 宣伝美術:京 制作:橋本裕介、田嶋結菜
 演劇計画2004 公式HP http://www.tp2004.com/
 出演:
 安部聡子、飯田茂実、内田淳子

 2004/9/19(土)晴 8:09-9:09PM(59) 前方より 客席満員(60人)
 客層:20-30才代中心に幅広く。男女半々。物静かなお客ばかりなり。
 客入れ:役者板付きのため、開場は開演定時5分前。荷物預かりあり、座席は通常の
 雛壇に椅子席配置。場内誘導随時。やや後ろでみた方が○。折り込みパンフ。B5 3
 ページ。挨拶、紹介、引用本、プロジェクト解説。次回公演。11/10-21三人姉妹、
 1/1-23雛鳥の中のナイフ いずれもアトリエ春風舎。物販、未確認。
 
 京都滞在製作企画、東京初上演作品。テキストは、モノクロームサーカスのダン
 サーまた詩人の飯田茂実(出演兼)。演出にJericho2の前衛ぶりがねこ記憶に残る
 三浦基。加え出演には、内田淳子@京都、安部聡子@青年団つう、強力布陣。

 舞台。とっちらかした秘密の小部屋。キャンバス地の幕が斜に懸かり。子ども
 サイズの巨大てるてるぼーずが吊されたり、床に置かれたり。ほか、前面に鞄、
 ボレロ襟の上着、ジャージ上下が並んで吊られ。床面にパフォーマ横たわり、布、
 テンガロンハット、人形、バケツ、窓、ロープ、ハードカバー、学校椅子、ランド
 セル、竹刀などが散乱。

 構成。詩作、小説テキストを音節で分断、変調した膨大な台詞。日用品やらを
 小道具にマイムめいた動きと身振り。シンプルでエッジな照明、音と映像。演劇で
 ありながら、すんげえ詩的なパフォーマンス。

 リピートしたくなる、スリリングな体験。体感の狭間に、劇的な訴えかけをおいた
 知情意のお楽しみ。もはやフリージャズしてる台詞回しにわくわくねこ。音感と
 文意が共に粒立ち、セッションするよな、その快感◎。日常と非日常が同居した、
 キチャッてる身振りと動きにはらはらねこ。小道具の使い方が旨く同調してて○。
 ビジュアルは都度の動きを見事に切り取り、より強いイメージでみせて効果的。
 役者は強力にこれらに応えて、まさに非凡。できれば、もう一回観たかったねこ。
 次回作が楽しみ。

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