[前頁] [ホーム] [一覧]

 公共ホール演劇製作ネットワーク事業「いとこ同志」

 @池袋 東京芸術劇場小ホール1(2007/7/27-8/5 12ステージ)
 http://www.geigeki.jp/
 全指定 前売当日とも6000円
  @松本 まつもと市民芸術館実験劇場 6/19-21
  @仙台 えずこホール大ホール 6/28
  @千葉 君津市民文化ホール大ホール 7/1
  @相模原 杜のホールはしもとホール 7/4
  @滋賀 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 中ホール 7/7-8
  @宮崎 宮崎県立芸術劇場 演劇ホール 7/10
  @北九州 北九州芸術劇場中劇場 7/14-16
  @沖縄 沖縄市民小劇場あしびなー 7/21-22

 作・演出:坂手洋二 美術:堀尾幸男 照明:小笠原純 音響:市来邦比古
 衣装:前田文子 ヘアメイク:田中エミ 舞台監督:大垣敏朗 演出助手:城田美樹
 宣伝デザイン:草谷デザイン
 企画製作:えずこ芸術のまち創造実行委員会、(財)君津市民文化ホール、
 (財)東京都歴史文化財団 東京芸術劇場、(財)相模原市民文化財団、
 (財)松本市教育文化振興財団/(財)びわ湖ホール、 (財)北九州市芸術文化振興財団、
 (財)宮崎県立芸術劇場/ あしびなー自主事業実行委員会
 共催 財団法人地域創造、公共ホール演劇製作ネットワーク事業
 助成 全国モーターボート競走施行者協議会 初演企画製作 まつもと市民芸術館
 (財)東京都歴史文化財団・東京芸術劇場
 出演:
 渡辺美佐子:女
 佐野史郎 :男

 向井孝成[燐光群]:若き日の男、彼(女の息子)
 宮本裕子 :若き日の女、彼女(そのいとこ)

 2007/8/4(土)晴 1:05-2:58PM(1'52) 後方上手 客席ほぼ満員(170人)
 客層:20歳代女性と中高年男女の大人客席。女性過半数。
 客入れ:段差があるのに見難い東京芸術劇場、今回も同様。横に広がる舞台なので
 後方がいいかも。折り込みチラシそれなり。折り込みパンフ A4 変形8ページ 
 オールカラー厚手できちんと。沢野ひとしの寄稿あり。 物販。作家サイン入り戯曲
 ほか。

 全国巡回事業公演。
 舞台。レトロな対面式客車がまるごと、照明が入ると戸外の巨木が背景となり。

 お話。いとこを主人公にハードボイルド小説を書いている女。大学闘争に身を投じ、
 国家に反逆したいとこは闇に生きている。再会は夢か現か、判然としないまま走る
 夜汽車。もう一組、女の娘とそのいとこの恋愛模様。夜汽車の終着駅、その先に
 なにがあるのか。

 時空をさらりと超えながら、地に足がついた人生ドラマ。恋愛と妄想を、演劇的に
 物語るとともに、時代と世相をくっきり描き出し。社会派の作家らしい、ぶれの
 なさ。秘めやか微妙な、いとこ通しの恋愛の揺らぎを巧く描きもし。渡辺美佐子×
 佐野史郎の丁々発止、宮本裕子の微妖艶ぶり○。

[月間一覧