＠阿佐ヶ谷 ザムザ阿佐谷(2007/8/31-9/9 16ステージ)
http://www.laputa-jp.com/zamza/main/
全自由 前売3000円 当日3500円
作 :坪田文 演出 :深寅芥（みとら・あくた）
舞台美術 :塚本好宏 舞台監督 :笹浦暢大(うなぎ計画) 照明 :稲崎愛歩
音響 :筧良太(SoundCube) 竹下ヨシユキ(Lotus.) 宣伝美術 :寺尾匠
宣伝写真 :小峰あいか 照明監修 :北寄崎嵩 制作 :金沢仁(Artbiz)
製作 :空間ゼリー、（株）アップフロントワークス
主催 :空間ゼリー、（株）オデッセー
出演：ダブルキャスト蜜柑組（林檎組）
岡田あがさ：佐伯杏子(長女 東京で働く)
宮原将護 ：佐伯五樹（いつき 長男 家業の工場を継ぐ) *[Mademoiselle]
下山夏子 ：佐伯柳子（ゆうこ 次女 ビデオ屋店員）
佐藤けいこ（猿田瑛）：佐伯撫子（なでしこ 三女 高校三年生）
河野真衣 ：佐伯桜子（さくらこ 三女 撫子と双子妹 高校三年生）
細田喜加 ：水瀬宏香（ひろか 杏子の元同級生 五樹の恋人）
篁薫 ：初見美紗子（同居する叔母 佐伯兄妹の逃げた母の妹）
尾浜義男 ：初見章次（叔父 五樹の工場で働く）
冬月ちき ：白井まどか（民俗学を学ぶ院生） *[立花演劇研究所]
水谷一人（鈴木雄三）：水谷一人（桜子、撫子 同級生）
榎本万里子(豊永純子）：清水早智子（工場従業員）
2007/9/7(金)曇 7:34-9:18PM(1'43)最前列より 客席満員(60人)
客層：20歳代中心、中年層1割。学生っぽい人多め。女性過半数。
客入れ：都外で整列、誘導して入場。靴用の手提げ綿袋が用意され(劇場の？）。
前方が見やすいと誘導、携帯電源断＋録音録画禁止＋上演時間予定とお手本なアナ
ウンス。美味しそうな食事場面が数回あり、空きっ腹での観劇注意。客だしでスイカ
プレ。全4列のベンチ、床芝居中心なので前側が○。 折り込みチラシそれなり。
折り込みパンフ A4 3ページ 挨拶、配役、スタッフ、予定。次回公演。4/9-13
「私、わからぬ」＠赤坂RED THEATER 物販。ＤＶＤ。今公演の予約受付
3150円。 カーテンコールなし、アナウンスあり。
院生の作家と20歳そこそこ？の役者の若手劇団、初見。研究用の演劇マーケティング
アンケートが同梱され。
舞台。白漆喰と古木の劇場にしっぽりとはまる、ブラウンの民家装置。年輪が埋め
込まれた座卓、下手奥に手提げ金庫が目立つ棚。壁にカレンダー、コルクボードに
伝票。三方を格子戸、廊下を透け見せ。上手奥が玄関、正面から下手に2階、手前
上手から離れ屋の設定。
お話。女系家族ばかりの村。母親が男をつくって出奔、ついで父親が逝ってしまった
斜陽の元地主一家。叔母叔父が親代わりになんとか平穏を保つところに、女優を志願
、実のところ東京へ逃げた長女が帰ってくる。なけなしの均衡は破れ、鬱積した欲望
と憎悪があふれ出して。
昼メロ＋韓流ドラマに色濃く、絶望を描く情熱は70年代ＡＴＧ映画ゆずり？。方言で
交わされる、墜ちていく恋愛関係ドラマ。緊張感にあふれた人間関係ていうか精神
状態のピリピリ会話でお腹いっぱい。美人かつ不幸顔の長女役、愛らしい長男役ら
ムードもいい感じ。若さ故か時々すきま風が吹くのが惜しい。有り金を持ち逃げされ
、銀行に届けず家族会議や弟の愛する姉殺しら、理屈を超えた絶望のほどがもっと
体感できると○。山菜の煮物と卵焼き、そうめん、スイカと生食事場面がたくさん。
団らんが必ずしもそうではない状況をみせて○。かといって残しすぎなのは△と思う
ねこ。
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