＠東池袋 あうるすぽっと(2008/1/26-2/3 10ステージ)
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全指定 前売当日とも一般5000円 豊島区民割引4700円 としまみらい友の会4500円
作：アントン・チェーホフ 英訳：マイケル・フレイン『くしゃみ』より
翻訳：小田島恒志 演出：山崎清介 照明：山口暁 音響：角張正雄 美術：松岡泉
衣裳：三大寺志保美 演出補：小笠原響 舞台監督：堀吉行 制作：峰岸直子
主催：華のん企画、（財）としま未来文化財団
出演：主な配役 1ドラマ 2外国もの 3熊 4たばこの害悪… 5白鳥の歌 6プロポーズ 伊沢磨紀 作家志望 家政婦 老俳優 佐藤誓 雇い主 講演者 地主 山口雅義 作家 借金取り プロンプター 戸谷昌弘 家庭教師 隣の男 三咲順子 未亡人 山田ひとみ 家政婦 地主の娘
2008/2/2(土)曇 6:03-8:26PM(60/休15/67)中段上手 客席4割(130？人)
客層：大人よりの老若男女。女性過半数。
客入れ：ねこは初めての新劇場。グリーン大通りを直進、首都高をくぐってまもなく。
意外と近場。2階なんで階段が使えて○。300キャパの劇場とは思えない、たっぷり
したロビー＋カフェにびっくり(100坪？。本多劇場の3倍？)。テーブルと椅子結構で
観劇前飲食にも便利（今回は売店閉店)。ひな壇に椅子席14列。坂が緩いので後方は
舞台遠めかも。後方席はがらがら。 折り込みチラシそれなり。折り込みパンフ
なし。物販。B5 20ページ 800円。山崎清介×小田島恒志対談収録。
カーテンコール2回2分。
子供のためのシェイクスピア・カンパニー 山崎清介、チェーホフ演出シリーズ
第１弾(年１?かな）。
舞台。白い平台に門構えな壁、飾り模様がロシア風。背景に森のシルエット。木造の
大テーブルと椅子。舞台袖には旅回り役者が待機して楽屋然、のれんに「ボトムさん
江」とあり、笑いを誘い。
お話。欧米じゃスタンダード、英国作家のチェーホフ選集から6本。作家宅へ原稿
持ち込み、勝手にリーディングを始める作家志望の女性。家族同然なのにくだらなく
も粘着ないじめにあう書生。あろうことか、男勝りの未亡人に一目惚れしてしまう
借金取り。たばこの講演が妻への愚痴に変わってしまう男。老俳優の愚痴を聞く内
にわか芝居に引き吊りこまれるプロンプター。求愛のはずが所有権を巡るけんかに
してしまう男と女。勝手気ままな困った人達の悲喜劇オムニバス。
凝った構成も、個々にわかりやすく、ふふーん工夫。旅回り一座が演じる家族劇な
入れ子構造。作品の登場人物を家族とつなげたり、物語を複線にしたり。背景には
家族をみせ、全体をくるりんぱと魔法ななだらかさで仕上げ。芝居はかっちり、演技
はいわずもがなの巧さ、当意即妙のアンサンブルも○。「子供のための」お家芸の
見立てや変わり身技はなけれど、飽かず楽しむねこ。
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