＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場（2009/4/21,24,26,29,5/2,4 6ステージ）
http://www.komaba-agora.com/
作：宮沢章夫 演出：杉原邦生[KUNIO、こまばアゴラ劇場サミットディレクター]
照明：伊藤泰行 演出助手：泉沙央理 ほかデータはこちら
出演：
真田真 ：教師1サイトウ
菅原直樹 ：教師2サタケ
山崎皓司[快快]：教師3アキツ
鈴木克昌 ：教師4モリシマ
小畑克典[青年団]：教師5サカイ
2009/5/2(土)快晴 4:05-5:04PM(59)中段中央 客席満員(90人)
客層：20-30才代中心、中年層も結構、男女半々。
客入れ：ゆるゆると満員。コアというよか一般客がほかより多そう。他は他公演と
同じ。注目の終演後拍手はパラパラ。トーク？イベント後の謝辞で改めて拍手。
少年Ａ事件を大人として体験した宮沢章夫旧作を、当時同級少年だったサミット
ディレクター・杉原邦生の演出にて上演。
舞台。4×4の学校机と椅子が並んだ教室。学校カバンや制服が机周り。下手に赤い
花瓶。監視モニタ画像を三方に投影。
お話。少年Ａ事件をきっかけ、先生達は生徒に内緒で持ち物検査。いまいち身が入
らずダラダラと、また無言の非難をする同僚の圧力を感じつつ。見てもしょうがな
いもの、見ない方がよかった事実が現れて。
ガツンときたねこ。今とあの頃の彼らと私たちのリアルを、丁寧に重層。あの頃の
「少年Ａ」への嫌悪感、違和感が一体なんであったのかを、鮮やかに現出させる。
大ラストの一言がまた憎い。描かれた「少年」への生々しい憎悪故、拍手をしない
か、見事に仕掛けた演出に大拍手をおくるか。二分する客席を体感できたのもスリ
リング。役者。素人さん含めて、適材適所印象。
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