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 北九州芸術劇場プロデュース「江戸の青空〜Keep On Shackin'〜」

 @三軒茶屋 世田谷パブリックシアター(2009/5/24-6/7 12ステージ)
 http://setagaya-pt.jp/
 全指定 一般S席6500円 A席5000円 友の会会員割引 S席6000円 世田谷区民割引
 S席6300円
  @広島:アステールプラザ大ホール 6/11
  @北九州 北九州芸術劇場 中劇場 6/12-14
  @大阪 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ 6/19-21
  @名古屋 愛知県勤労会館 6/22
  @札幌 札幌市教育文化会館 6/24-25
  @新潟 りゅーとぴあ・劇場 6/27
  @仙台 イズミティ21大ホール 6/29

 脚本:千葉雅子[猫のホテル] 演出:G2[ G2プロデュース]
 美術:横田あつみ 照明:小川幾雄 音響:井上正弘 衣裳:前田文子
 ヘアメイク:宮内宏明 殺陣:諸鍛冶裕太 演出助手:高野玲 舞台監督:榎太郎
 原案構成:東野ひろあき、千葉雅子、松尾貴史、G2
 宣伝美術:東學 宣伝写真:須佐一心 プロデューサー:津村卓、大西期世子
 主催:財団法人北九州市芸術文化振興財団  企画・製作:北九州芸術劇場、
 ジーツープロデュース 提携:世田谷パブリックシアター 後援:世田谷区
 出演:
 西岡徳馬  :柳田格之助(生真面目さが仇となり、国を追われた浪人)
 いとうあいこ:お絹(その娘)

 戸次重幸 :勝五郎(長屋住人。魚屋・腕は立つが甲斐性なし) [TEAM NACS]
 須藤理彩 :お久(その女房)
 松永玲子 :おさき(お久の妹) [ナイロン100℃]
 柳家花禄 :善六(おさきの亭主。質両替商萬屋・番頭)
 小西遼生 :文七(萬屋主手代。碁を打つのが好き)

 松尾貴史 :萬屋源兵衛(萬屋主。吝嗇家)
 蘭香レア :お兼(その愛人)

 吉田鋼太郎:千代田ト齋(剣術道場主)、城代家老井伊 [AUN]
 植本潤[花組芝居]:山坂転太(その弟子)

 中村まこと:くず屋清兵衛(柳田格之助から仏像を買い受ける) [猫のホテル]
 有門正太郎:熊、伸どん(萬屋丁稚) [劇団飛ぶ劇場]
 中井出健 :留、梶原 [AUN]

 2009/5/30(土)曇 7:05-9:22PM(2'15)3F上手 客席ほぼ満員(680人)
 客層:20才代中心に女性9割超。お友達連れ中心。
 客入れ:当日券あり。収録カメラ前後と2Fに空席。折り込みチラシ多め。捨て場所
 が多いのが○。パンフなし。物販。パンフ A4 39ページ 1500円。役者ページ
 中心。元落語解説付き。 カーテンコール2回2分。

 上方落語モチーフ「地獄八景・浮世百景」から第二弾は江戸落語。TVから大小舞台
 俳優とりどりの混成チームにて。

 舞台。平台3つ、背景は浮世絵江戸風景。登場人物達の家屋をチャキチャキ出捌け
 転換。まず、碁会所、次いで長屋、隅田川に架かる橋も登場。趣向自体をねたに
 したギャグも劇中。

 お話。囲碁好きの手代・文七と、生真面目武士・柳田格之進が碁会所で出会う。
 芝浜で勝五郎が拾った50両は、文七が落とした大事の店の金だった。と発端から、
 落語噺がリンク。
 
 落語かマンガかな登場人物がわんさかわんさか、愉快な一時。みんなが大好きな
 役者達、手練れの面子が楽しげに熱演。役者の数だけ、人生模様、キャラが粒立ち
 しっかりと愛嬌欠かさずのおかみさん・須藤理彩(勝五郎女房)、松永玲子(その妹)。
 松永さんとの息のあったドタバタ芝居も愉快千万な、柳家花緑(亭主)。適度な
 崩し加減に芸を感じさせ。ニナガワ演劇の反対面に柔軟しごくな(ええ加減にいい
 加減)オヤジに吉田鋼太郎。生真面目一辺倒な西岡徳馬と、好対照のええコンビ。
 ケチでむっちりスケベも、芸人のサービス精神抑えられず、松尾貴史。妖艶・蘭香
 レア、アドリブつっこみで潤滑油・植本潤。純真、木訥と守ってあげたくなる、
 小西遼生。走ったり、脱いだり、起動力あるひょうきん者、戸次重幸。とね。

 大金にまつわる人間模様、その価値観に目の鱗が落ちる元落語ぞろい。教訓に
 おちず、懲りもしないカラッとしたムードは、なるほろ江戸の青空、江戸落語
 かと。人情噺の和らぎとも、心地良く楽しむねこ。
 

 アフタートーク 9:30-9:50PM(20)
 (並び順 下手から) 蘭香レア、柳家花禄、吉田鋼太郎、須藤理彩、植本潤、
 中井出健 進行:戸次重幸

 表現、言い回しは不正確、抜けが多いことをお断りします。

 戸次 どれくらい面白いか、聞いていいですか(と、突然お客に振り、しっかり
  答えてもらえて喜ぶ)

 自己紹介 足技をさせてもらってます・蘭香レア。番頭・柳家花禄。酔っぱらい
  (?)と千代田ト齋・吉田鋼太郎。オープニングでストレス発散・須藤理彩。
  吉田鋼太郎の世話人・植本潤。大工・中井出健。

 戸次 本番まで印象深いことありましたか。私は(と一人勝手に語り始めて止めら
  れる)。昼公演で凄いハプニングがあった話。
 吉田 橋の上から50両を投げてしまう場面、その場面の前に落としてしまい、
  中村まことに拾いに行かせた(あれは酷かった。特典映像になるらしい。中村
  さんの酔い(演技がすっかり)が醒めていた)。

 蘭香 昼公演でもうひとつトラブルがあった。まことさんが退場するとき、萬屋の
  頭にあたって、かつらがおちた。女子3人でワンピースとか、どくろ模様の洋服を
  着てきたのに、どの男子も気がつかず呆れた話。女性プロデューサーしか気が
  つかなかった。

 花緑 このカンパニーは動物園と呼ばれている。普段落語なので共演者がいると、
  ドキドキして2割増でいつもうれしい。前の日が軽く眠れなかったりする。
  松永さんと夫婦役で、もう2週間も稽古しているのに、大きな声を出されたとき
  にびっくりして、台詞がでなくなった時はびっくりした(須藤 2人は稽古初日
  から本番さながらに飛ばしていて凄かった)

 吉田 昨日呑みにいって(なんか酔っぱらってる口調)。小西遼生が居酒屋で泣い
  ていた、いまどきそんな奴がいるのかとびっくりした。理由はちょっといえない
  、純粋な男だなと(ここで遼生が走ってきて、スリッパで鋼太郎を叩き逃げる)

 須藤 遼生(笑い)がいつも楽屋でギターを弾いている。寂しいおとこだなと
  (遼生が袖から伺っている)、いいおとこだなと(遼生引っ込む)。
 植本 須藤さんと共演2回目。女優なのに他の役者がうけると悔しがる。私も鉄板
  ねたがほしいとか言って、芸人かよと。
 須藤 劇中でパンフレット(鋼太郎ページ)を持ちだしてましたよね(受けてた
  ことを悔しそうに)。
 戸次 うちの先生は…のせりふ毎日違いますよね(マイナーチェンジです。顔の
  中心に集まっている人。島フクロウはこの人。)

 健 虚無僧をやっているのは僕。毎回、潤さんのギャグで笑いそうになって
  (潤 ギャグっていうな!)頷いてしまいました。

 戸次 オリジナルの質問をします(カレーの具(ボツ)、無人島へもっていくもの
  (ボツ))休演日の過ごし方は?。

 健 ほとんど寝て、ビデオをみて寛ぐ、面白くなくてすいません。
 潤 テンションが下がり切らなくて、普段より家でしゃべっている。独り言じゃ
  ないよ。あと、片付けを始めたりしない?。
 須藤 主婦だから、朝食をつくって、掃除洗濯して、公園いって、あっという間。
  はなまるがあるときは、母親に子供を預けたりとか、やりくり上手な私です
  (潤 それはやりくり上手とは言わない)。公園で普通に会話をしている。
  お母さん達は(須藤理彩と)気づいていても、最初の方は言わない、小出しに
  してる。

 吉田 (戸次 鋼太郎さん、大丈夫ですか、言えないなら止めますか)言えない
  ことは言わないから。今回火曜休演日、できれば日曜で終わってほしいのだけど。
  50になってダラダラしていいのかと焦りだしてきた。車でいって、リゾート
  ホテルに二泊している。(潤 60じゃないの)もう60だけど50。お前の劇団の奴
  にお爺ちゃんと言われたぞ。

 花緑 昇太兄さんとおない年なんですよね(一同びっくり)。昇太兄さんのでて
  いる、伊藤四郎一座の芝居を観に行ったけど、ガンガンうけている。松永さんと
  一緒だったけど、まずいな明日の芝居変わっちゃうかもと話していて。スケール
  の大きいコントになっちゃうかもと。みごとに2割増し笑いが多かった。

 蘭香 ゴルフの打ちっ放し、ドライバーで100本。
 戸次 僕もゴルフきちがいです(以下、放送禁止用語連発して止められる)。

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