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 黒沢美香&ダンサーズ ミニマルダンス計画─起きたことはもとにもどせない─
 黒沢美香ソロ・ダンス『耳』

 @駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2009/11/28,12/3,5 3ステージ)
 http://www.komaba-agora.com/
 全自由 前売 一般3000円 学生2500円 当日3500円
 特別3回券(ご本人以外の利用可)7500円

 振付・ダンス:黒沢美香、齋藤徹(コントラバス 28日のみ)、
 首くくり栲象(行為 3日のみ)
 衣裳:故 前田哲彦('71年作 11/28)+小林ともえ(12/3)+タカハシ佳(12/5)

 照明:三浦あさ子 音響:サエグサユキオ
 舞台コーディネート:遠藤豊(ルフトツーク)
 衣裳:青山貴子、木檜朱実、滝口美也子、長野れいこ、南呼子
 制作:黒沢美香&ダンサーズ Dance in Deed! 吉福敦子
 制作統括:オフィス・ハッチ 宣伝美術:立花和政 友人:関準太郎
 主催:黒沢美香&ダンサーズ 提携:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
 助成:芸術文化振興基金

 2009/12/3(木)小雨 7:40-8:36PM(55)下手後方 客席超満員(80?人)
 客層:半分中高年、概ね大人客席。男女半々。
 客入れ:プレイガイド、ダンサーズ(アゴラ支援会員含む)の順で整理券配布、入場。
 桟敷2椅子4、開場時で椅子満席。バルコニーと2階(3階と言ってたけど)にも入れて、
 開演10分押し。折り込みチラシそれなり。パンフ企画共通。カーテンコール2回1分。

 ダンサーズ怒濤の3作品上演、こちらは黒沢美香ソロ。
 舞台。素舞台。三段の箱椅子積み。
 構成。バンビか小動物に気まま歩行。首くくり栲象も常駐、目の端にいれておくな。
 出逢えば絡み、かといって気に留めずなソロダンス。

 耳をそばだてるな、緊迫感そこはかな。首くくり栲象とのデュオでソロなダンス。
 ボヘミアンなおじさまおばさまがしれっと、でも楽しそうに演じる体。予測不可能な
 小動物の動きをみているよな、気高く自由という作意が悪戯めいて、クスリ笑いを
 誘われるねこ。

  構成覚書
 ・白塗、レース衣裳、頭にグレーのお椀?。上手袖からおっかなびっくりな足さばき
  で登場。脱力に揺らぎながら、しだい振りを大きくしながら横断。SE 野球場練習音
  首くくり栲象、ベレーかぶって、薄衣で芸術家然。泳ぐように歩行。気取ってポー
  ズ。黒田、それをチラ見。

 ・首くくり栲象が黒田の手をとって片足立ち。バンビか馬のように、アクセントを
  つけて歩行。股を叩く。首くくり栲象、黒田を持ち上げ。
 ・腰を落とし、膝立ち。歩行。首くくり栲象、フリーズ。

 ・クライスラー?、ノスタルジックな音楽。手振り、片足立ち、ロール、ステップ、
  溜め。すっと足を延べる、ドスドスと踏む。腰を落とし、泥棒の体。羽ばたき。

 ・首くくり栲象、首下をくくり、空中にぶらさがる。
 ・腰を落とし、飛行機めき。腰を落とし、足を後ろに延べ。

 ・チムチムチェリー♪、暮れていく夕暮れ照明。仰向けで手を挙げる。腰を落とし、
  ぐるぐると手振り。首くくり栲象、床に戻る。

 ・マイムマイム♪、2人で足を交差などステップ。手を前にコサックめき。
 ・首くくり栲象、黒田をリフト、振る。
 ・腕立て伏せポーズ。前屈して手をつく、確かめる。くねって、大きくステップ。
  小さなしぐさでバレエめき。

 ・象のように歩行。時より咆哮音が聞こえ。箱にのり片足立ち。
 ・首くくり栲象と向き合うが、視線は交わさない。
 ・ソロ、バレエめき、もたもたする。腰を落とし、ロール。手を延べて、バレエ。
  上手へ後ずさり退場。溶暗。

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