＠王子 王子小劇場(2010/5/19-31 18ステージ)
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全自由 一般3000円 学生2000円 団体2500円(3名以上) 高校生以下1000円
平日昼割引2800円 ガールズナイト 女性2500円 男性3500円
プレビュー公演2500円
＠大阪 精華小劇場 6/4-8 7ステージ
作・演出：中屋敷法仁 舞台美術：原田愛 照明：富山貴之 音響：上野雅
音楽：佐藤こうじ（SugarSound） 衣装：飯田裕幸 演出助手：伊佐美由紀
舞台監督：藤本志穂（うなぎ計画） 宣伝美術：山下浩介
宣伝写真：堀奈津美（*rism/DULL-COLORED ＰＯＰ）制作：赤羽ひろみ、斎藤努
企画製作：柿喰う客
出演：
・最強の１期生
熊川ふみ[範宙遊泳] ：御器(ゴキ 質実剛健！不屈のリベロ！)
コロ ：佐反町(サソリマチ 喧嘩上等！フィールドの狂犬！)
新良エツ子 ：白峰(シラミネ 頭脳明晰！静かなるゲームメイカー！)
深谷由梨香 ：比留(ヒル 予測不能！天才トリックスター！）
岡田あがさ ：蔵毛(クラゲ 笑う敏腕 マネージャー！）
・波乱の２期生
右手愛美 ：野宮(ノミヤ 恋する暴走ファンタジスタ！)
梨澤慧以子 ：蒲郡(ガマゴオリ 大地を揺さぶるスーパーサブ！)
佐藤みゆき[こゆび侍]：葉枝(ハエダ 炎のオフサイドマスター！)
細野今日子[劇団競泳水着]：氏川(ウジカワ 小悪魔ひよっこサイドバック！)
山脇唯 [ヨーロッパ企画]：真今井(マイマイ 半ベソ新米マネージャー！)
・驚愕の３期生
佐賀モトキ ：羽生(ハブ 嵐を巻き起こす万能ルーキー！)
山本真由美 ：香森(コウモリ 浪花のハーフタイムプレイヤー！)
八木菜々花 ：九門(クモン フロリダのシャドーストライカー！)
七味まゆ味 ：宇津保(ウツボ 大胆不敵なサッカーサイボーグ！)
2010/5/29(土)曇 2:06-3:40PM(1'34)前方下手 客席超満員(100？人)
客層：20-30才代中心、中年層ちらほら。男性過半数？。
客入れ：劇団予約・チケットデータだと受付によらず、携帯画面提示で入場できて
楽ちん。直前メール通知は開演1時間前と直近、前日か当日午前中希望。
ぎっしりパイプ椅子7列、4列目からひな壇。案内随時丁寧にあり。通路に補助椅子、
バルコニーも使ったかは不明。折り込みチラシそれなり。パンフ B5 3ページ。
挨拶、配役、予定。次回公演。6/19「The Heavy User 海外版」＠シアターグリーン
隣「仙行寺」6/29-7/19「Wannabe」＠アトリエ春風舎。 物販。ユニフォーム(限定)
4000円、ポスター500円、台本1000？円ほか。 カーテンコール1回、長く続き。
人気の大阪公演を含む、ベースシアターでの新作。
舞台。二重らせんのバベルの塔。表面は岩石然。
お話。女子校サッカー部。勝ちに向かう中での愛と友情の人間模様。
鮮やかなグルーブの高まりと虚しさに個と集団を描く。リズミカルな台詞回し、
ダンスめく動きを出来る役者陣でして、心地良く。スポーツ題材なのに試合場面なく
部室中心、女子通しのキレイにゃ済まないすったもんだで終始。チーム結束のため
女子カップルでSEX、あぶれたら退部とか。11人なんにどういうつもりだという、
スポーツ前提超越のエピソードが色々。のせられつつ、シビアな女子の嫌なとこ、
暗黒面に落とされる、油断鳴らない展開が面白いねこ。
役者。マネージャー・岡田あがさ。だよねで締める、おじさん口調が愉快。
スーパールーキー・七味まゆみ。公演毎に人間から離れサイボーグ化、かっこよし。
部長・熊川ふみ。男子な美少女、小気味よい中性キャラ、山椒は小粒な演技で印象に
残り。
アフタートーク 3:47-4:09PM(22) 9割方居残り
八木菜々花、コロ、中屋敷法仁
抜け多数、不正確な表現であることをお断り。
アフタートークとはと前説。コロさんの注目株・八木さん呼び出し。
コロ 八木は面白いし、普通に褒めちゃうとまじめで謙虚、やることちゃんとやる。
女優通しでメールでそんなやり取りをしている話。八木さんは柿喰う客出演は
3回目、多い日も安心に2回話。
中屋敷(八木 男性ばかりの配役でやらないのですか？）(即答)やらない。結論が
みえてつまらないから。男の人は社会的動物だから、集団のルールに従ってしまう。
女の人はルールに従って、周りの空気は読みたいけど、言いたいことはいう
でしょ。封建社会の男集団を描いた「俺を縛れ」は答えが簡単に出すぎていて、
男はルールに従うがテーマ。リアルじゃないし、刺激的ではない。従わない女集団
のほうが面白い。この芝居はアンチ「ルーキーズ」から初めているので。あれは
結論が早すぎる、勝て！ときめけ！ではないでしょうと。あれは男の人だから
成立することで、女の人はそんなバカじゃないでしょ。いわれて従ってはいても、
頭の中ではいろんなことを考えているばずだから。
八木(楽しいですか）周りが可愛い子ばかりで、友達に会うと(以下略）。
中屋敷 顔合わせの時、お互いに可愛いと言い合っていて気持ちが悪かった。稽古を
していても、それは可愛いと言い出して、しばらく止まってしまう。喧嘩をするか
と思ったらそんなことはなかったですね（コロ いい奴が多かったから)。
質問コーナー
Q1 大阪公演のこと
中屋敷 柿は大阪のほうが評判がいい、人気者です。気に入ってくれた制作や
プロデューサーさんがいる。どこでも楽しいことがあれば、行きます。
Q2 当て書きですか
中屋敷 今回の公演は1年前にコロが提案した企画。当て書きはせず、キャラから
つくって書いている内にキャスティングしていった。最初はキーパーと、人気者の
魔性の女ストライカーがいた。
Q3 サッカーマンガは読むか
中屋敷 読まない。演劇をつくるときはルールに拘る。登場人物はどんなルールで
舞台に立っているか、むるっとした感情論、根性論は表現ではないと思っている。
そんなときには、アーチストよりスポーツの先人の言葉が身に沁みる。作品へ
かける思いを実現するときにシビアな世界、ルールがあって、勝ち負け白黒
はっきりする時の言葉に感銘する。キャプテン翼の作家はサッカーが全然知らずに
書いているらしい。知らないからあんな面白いマンガが書けるのだと思う。
自分もサッカーはルールしかしらない。
Q4 今回が2枚目。当て書きではないとすると、演じる方はどうキャラがかぶらず、
バランスをよくして演じているのか。
中屋敷 キャラが立つのは当然。稽古中役者毎にキャラをあってるのではなく、
全体を見てシュアする。サッカーならばフィールドを意識したプレイ、他の人との
距離感など全体を見てどんな演技をするか求めている。七味は45分後に登場、
四天王が乱交して対戦相手を倒していくのは15分後とか、全体の進行を意識して
もらって、今誰がボールをもっているか、スポットが当たっていて、自分の出所を
自覚してどう演じたらいいか。
コロ 役者は悩んでいないと思う。キャラは考えてはいない。
中屋敷 全体のルールは決めているので、いいプレイができるかどうかは考えている
と思う。
Q5 サッカーのポジションとキャラは関係しているのか
中屋敷 キーパーとエースストライカーがいない。ぼやかした方が面白い。サッカー
のポジションではなく、キャラで話してほしい。この芝居のキモは、試合をして
いないところ。試合は結果でしかない、人間のコミュニケーションにドラマがある。
物販のユニホームが好評で残り3枚。追加は高くなるのでしないとか。
発注にまつわる裏話など。
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