＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2011/02/17−21 6ステージ)
http://www.komaba-agora.com/
全自由 一般 前売2700円 当日3000円
学生・ユース(25歳以下) 前売2200円 当日2500円
＠名古屋 うりんこ劇場 2/24-27 4ステージ
作：ウージェーヌ・イヨネスコ 演出・美術：杉原邦生 演出・美術：杉原邦生
訳：安堂信也 照明：魚森理恵 音響：齋藤学 映像：天野史朗 [快快]
舞台監督：西田聖 衣裳：清川敦子 演出助手：南部優佳 英訳：塚本玲奈
宣伝美術：加藤賢策 (東京ピストル) 写真：相模友士郎 制作：土屋和歌子
提携：(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場［東京公演］
著作権代理：フランス著作権事務所 助成：芸術文化振興基金
京都芸術センター制作支援事業 企画制作・主催：KUNIO
初演：2008年2月アイホール
出演：
岩下徹[山海塾] ：老夫婦・夫
細見佳代 ：その妻
杉原邦生 ：解説者
山崎皓司[快快] ：弁士
2011/2/17(水)晴 7:33-9:16PM(1'43)奥側後方 客席9割(50人)
客層：大人中心に幅広く、演劇関係結構。男性過半数。
客入れ：開場時10人弱。長手方向に目が会うと恥ずかしい、対面スタジアム客席
3段。どこに座っても、後ほど(自由意志で）関係なくなるけど、奥側が観やすいと
思うねこ。あと通路際が移動に便利。 折り込みチラシそれなり。パンフ B6 1枚。
データのみ。 カーテンコール1回。
「授業」を除くと上演が少ない?、ルーマニア出身イヨネスコ作品。しでかしてくれる
京都の杉原邦生演出にて。2008年＠アイホール初演とか。
舞台。長手床、上方舞台幅にTVモニタ12台×両面が並び。奥側にパイプ椅子2、
入口側にTVモニタ2×4台が積まれ。
お話。苦労ばかりの人生を、2人で支え合い過ごしてきた老夫婦。今日は夫が人類に
送るメッセージを発表する特別な日。発表会に招かれたお客さんが続々到着。
ついには王様が到着。しかし自分では巧く伝えられないと、弁士を待つことに。
騒ぐ招待客をなだめながら、やっと弁士到着。老夫婦は熱狂する聴衆を前に達成感
極まって、自殺。弁士は聴衆をなだめ、語り出すが喋ることままならず、メッセージ
は伝わらない。ここで弁士は一工夫、「熱弁」をふるい満足して帰っていく。
座って観ているだけじゃない、体感型演劇。不条理劇の不条理は観客にありと、繰り
広げられる、こまったもんだな苦笑趣向。オリジナルでは、マイムで表現される？
招待客、舞台を埋める空の椅子について、観客演出指令発動。どたばたコメディ風
なんだけど空回り気味、繰り返しや不可解な台詞が多いため、ベタに上演するとちと
退屈、寝る人必至。眠りたいのになかなか眠らせない、新しい「椅子」の見方と
言えるかも。
でも、ノレない人は逆に醒めちゃうし(2人帰ったし）、それでもやっぱ眠くなるし、
打率は高くなかったかも。スタンダードな2人芝居はちとしっとり目も、岩下徹・
細見佳代は小爆発をスパイシーに繰り返し、幕間は映像な照明とまさかのヒップホップ、
そして最後の最後に弁士爆発 と変化に富んだ構成なんだけどなあ。
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