＠渋谷 青山円形劇場(2011/3/16-21 7ステージ)
http://www.aoyama.org/index.html
全指定 前売3700円 当日4000円
3/19mのみ 3才以上高校生まで 前売2000円 当日2300円
作・演出：小野寺修二（カンパニーデラシネラ）
舞台美術：石黒猛 衣裳：堂本教子 テキスト：小里清（フラジャイル）
楽曲提供：近藤良平（コンドルズ） 照明：磯野眞也（アイズ）
音響：田中裕一（サウンドウェッジ） 舞台監督：筒井昭善
宣伝美術：太田博久(golzopocci) 制作：小野晋司（青山円形劇場）
主催：財団法人児童育成協会（こどもの城 青山円形劇場）
助成：文化芸術振興費補助金（芸術創造活動特別推進事業）
東京都芸術文化発信事業助成 EU・ジャパンフェスト日本委員会
出演：
佐藤亮介、中山祐一朗、藤田桃子、宮下今日子、小野寺修二
2011/3/19(土)晴 1;37-2:56PM(1'48)ロビー側前方 客席8割（160人）
客層：未就学児童30人とパパママ。大人の中。学生風の方ちらほら。女性過半数。
客入れ：完全円形8ブロック客席。子供たちは大人の山の中、ちゃんと観られた
かしらん。折り込みチラシそれなり。パンフ A4 1枚。出演、スタッフ。
物販。パンフ A5 10ページ 500円。演出ノート、あ・ら・か・じ・めで始まる役者
エッセー、座談会。 開演前に、小野寺氏から、東日本大震災で亡くなった方への
哀悼、そして頑張りますの一言。 カーテンコール2回1分。
2009年初演作。見過ごしたねこには有難い再演。
舞台。完全円形。人工芝の一面。テーブルと大小の椅子5，6脚。中には座る部分が
とんがってるものも。サングラス、斧、茶器、飛行機模型など小道具。部材がなにか
と思ったら、後にミニチュア道路と知られ。
構成。妻と倦怠期な職安男。そこに殺人依頼する女、なぜか受けてしまうがターゲッ
トは自分の妻？。世界に1人、1人が全員と目まぐるしく入れ替わりながらの不可思議
な世界が展開する。
夢みるような、変幻自在のイメージに惑わされて楽しいねこ。小道具がアニメのよう
にこま送りで展開。イメージの触媒となり。それへの役者の反応ともみてるだけで
面白いねこ。変容とともに、スッと姿が見えたり、まとまったりの快感があるフィジ
カルシアターなんだけど、ストイックにこだわらず。パフォーマのとりどりの個性を
ちゃんと活かした雑多な楽しさもあり。そんな、一口で何度も美味しいとこが◎。
構成覚え書き
・中山のオフィス。次々入れ替わる役者。
・倒れている女、殺してしまった？と鞄につめ（ようとす）る。人形に代替。
・中山のオフィスで女から殺人依頼。職安なのに引き受ける中山。
同じやり取りを舞台の端端に離れ。紙やら受け渡しを3人でリレー、ゴルフクラブで
飛ばす。
・殺した女を車に乗せて投棄ドライブ。ミニカー、道路の端を後からもってきて
繋ぐ。
・突き落としたはずがいなくなってしまう。帰ると女が現れ、なぜか依頼主に成り
代わっている。
・車で町に向かう。ミニカー、都市のミニチュア、家、庭の花。仏頂面の妻との食事。
マイムで浮遊する食事風景。
・会社の会議。四隅で離れって座る。私的夢の話を持ち出すのを却下。しかし、
意見がでないので自分が嫌いかと問う中山。これにも無反応。
・倒れた1人を台にしてのマイム。わけがわからない会議。
・ミニカーで遊ぶ小野寺。飛び出す絵本な家、灯台岬。鞄から男女人形、殺人。
なんども同じ女とすれ違う小野寺。追い抜いたはずが先にいたりする。いつの
まにか殺人現場へ着く。
・中山。勝手に庭に家を建てる奴らを怒る。犬に馬鹿にされる。
・小さな椅子とテーブルで仕事をする。気がつくとドアだけの空間、ここはどこ。
透明人間（帽子と衣裳）、注がれる女の視線。気がつくとまた1人。気を取り直して
薪割りをするが、斧を振り下ろす前に割れる。
・母と娘の食事風景。父親はピクニックシートを探しに行ったきり、12年帰って
いない。身に覚えのない男を父親扱い、結局3人を引き入れる。男もその気になる。
・ジェット音、ミニチュアが飛び、着陸。殺人を依頼された女の書類を出して乗ろう
とするが断られる。後ろのビジネスマンは順番だと乗せてもらえない。
・これまでの光景を逆回しでみせる。
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