＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場（2011/12/8-18 17ステージ）
http://www.komaba-agora.com/
全自由（整理番号付） 前売・当日とも3000円 9，13，15マチネ2800円
作・演出：赤澤ムック 舞台監督：田中政秀 舞台美術：吉野章弘
照明：奥田賢太（ダミアン） 音響：志水れい子 演出助手：山下由
票券管理：堀内淳 当日運営：塩田友克 宣伝写真：引地信彦
宣伝美術：冨田中理（ Selfimage Produkts ）
企画制作：黒色綺譚文鳥派／ＲＩＤＥＯＵＴ 主催：黒色綺譚カナリア派
提携：（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場 助成：芸術文化振興基金助成事業
出演
牛水里美
山下恵
加藤文也
弦巻啓太[弦巻楽団]
片桐はづき[箱庭円舞曲]
江崎穣[もっと「演劇はいつでも3Dじゃねぇか」と叫ぼう会 劇団ハリケーンディスコ]
赤澤ムック
中里順子
芝原弘
山崎彬[悪い芝居]
福原冠
声の出演：山田百次[劇団野の上]
2011/12/8（木）曇 7:00-8:26PM（1'23）奥側中央後段 客席ほぼ満員（45人）
客層：20-30歳代中心 スーツ男性ちらほら 男性過半数。
客入れ：支援会員、一般順で入場。開場時10数人。センターステージ、前後に3列。
奥側が見易いと奥詰め誘導。全体が見える席が○。開演前に主宰から諸注意。
役者が客出しといってたけど、着替え間に合わず?。チラシそれなり。パンフ A4に
黒の縁取り。挨拶、出演、スタッフ。次回予定は未定。配役がほしいねこ。
物販。Ｔシャツ、DVD。 カーテンコール 主宰のみ 挨拶と物販紹介 1回3分。
劇団活動暫し停止公演。アゴラでの上演は初めてかしらん。劇団外、全国から
役者を集めた今回。
舞台。センターステージは、ジオラマのようなあばら屋とその庭先。部屋内には
赤染のてるてる坊主が吊され。でかい電灯スイッチ、墨書が壁にあり。
頭上には△の旗がいく状張られ。部屋外は紅白幕でカモフラージュ。小庭の突先
にはゴミ袋の山。その上にはブランコに乗り、頭に鳥かごを被せられた少女が
常駐。あと、大小のスピーカーがそこかしこに置かれ、劇中ト書きな村内放送な
男のかけ声が終始流れ。
お話。山に住みついた化け物に、世話係を出すことを課せられた村。新任の
区役所員や、行きずりの若者が捲き込まれて知る異常、集団の崩壊の始終。
アングラな趣味趣向が徹頭徹尾。伝奇な世界、歪んだ登場人物、怪異な照明(電飾、
唐突な暗転…）と音響(脳内な村内放送）、美術、レトロな衣裳など。かっちりと
得体の知られない劇世界を作りこみ。追い詰められた村民の異常性を新参のものの
目から体感させる、手堅く親切な手法。ぶれなく導かれ、興味深くみるねこ。
曲者なキャラ役を、若手役者がまっすぐに演じ。もうちょっと自由だといいのにな
と、赤澤ムックのさりげなく惹かれる演技を見ながら思うねこ。
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