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＠北品川 某マンション4Fの一室（2012/6/28-7/3 8ステージ）
予約・当日共（1作品目）2000円（２作品目以降）1500円
作・演出:館そらみ 舞台監督:宮田公一 演出助手：日坂春奈
撮影:村田まゆ 宣伝美術:大黒さやか 制作:矢口友朗
出演：
篠崎友：慎ニ(夫)
吉田紗和子：春香(妻)
飯塚ゆかり：千晶(春香の実妹)
2012/7/2(月)晴 6:11-7:07PM(56)部屋の窓際 客席満員(10人)
客層：20-30才代、男性過半数。
客入れ：(待ち合わせ場所集合)受付部屋で待機して、全員で下階へエレベータ移動。
2DKマンションの窓際に座り。役者は目と鼻の先にいる格好。
リアル住宅で生活覗き見、サイトスペシフィックアートともいえるシリーズ最新。
会場。乳幼児の遊び場所となったリビング。テーブルには子供用の備え付け椅子が
つけられ。
お話。憤懣やるかたなく、妻に激高する男。義理妹のとりなしも耳を貸せる状態では
ない。実は二人の子供が妻の暴力を受け緊急入院したのだ。病院へ行くことを拒む妻
思うに任せず泣き叫ぶ子供、絶えない近所の苦情やらへの鬱積した実情を告白。
事の次第を知らなかったことを反省、でも暴力を理解できない夫。理想と現実、夫婦
の平行線は続く。
狭いマンション部屋、眼前で繰り広げられる生き地獄。息が詰まりそう。子育ての
理想を追う夫と、異常な子供の沙汰に苦しみ、孤独を深める妻。その間で。妹は
施設にあずけてと第三者の理性的な助言をするが、それも他人事めき。マッチ一本の
優しさがあれば袋小路を抜け出せた、のか。簡単に答えのでないやりとりを
ただ圧倒されて見入るねこ。滅私奉公と入れ込む役者へご苦労様。こんな覗き見も
あるのよと、底意地の悪さをちら見させる作家に苦笑いねこ。
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