＠高円寺 座・高円寺１(2013/1/17-20 6ステーシ)
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全指定 前売・当日3000円
「流れる」 作:永井若葉[ハイバイ]
「冬のロープウェイ」 作:ふじきみつ彦
「ワカバの話」 作：岩井秀人＋平原テツ[ハイバイ]
「冬の焚き火」 作:ふじきみつ彦
「気立てのいいワンさん」 作:山内ケンジ[城山羊の会]
演出：岡部たかし 音響：藤平美保子 照明：阿部康子 演出補佐：中根道治
舞台監督：村岡晋 作曲：遠藤隆史 イラスト：岩谷健司 宣伝美術：今城加秦子
制作:笠原健一 企画・製作:昨日の祝賛会
出演：
永井若葉：若葉、前野、ワカバ、おかみ
光瀬指絵：美幸、増子、洋子
岡部たかし：見知らぬ男、町国、夫、気立てのいい男
清水葉月：店員、妻、早苗、ゆきえ
松浦祐也：ティッシュ男、河口、客、沼田
岩谷健司：母、牧村、藤島、小島
2013/01/17(木)晴 7:33-9:09PM(1'36)再前方下手 客席9割(140人)
客層：20-30歳代女性6，7割。
客入れ：全指定席。サイド両ブロックなし、中央のみ10列。見上げる格好のA席は
使わないでほしいですねこ。折り込みチラシ数枚。パンフ B5 挨拶、作家、配役、
スタッフ，予定。 物販なし。 カーテンコール1回。
マニアックな小劇場演劇ファン、ヒネたお笑いファンに美味しいユニット、第二弾。
小劇場からフェス参加で一挙会場拡大。だよと思って鱈、冒頭になんとコーラス。
「私たちには広い♪」「空席を潰している♪」と真顔で歌ってて笑い。
舞台。見立ての箱いくつか。
お話。 「流れる」永井若葉、受け入れ体質の流され人生悲喜劇。職場同僚に
勧められて矯正下着を買うはめになるのだが。
「冬のロープウェイ」 ロープウェイに閉じ込められ、落下の危機。和まそうとして
自己紹介を始めるが、社会的ヒエラルキーからなんともやな感じに。
「ワカバの話」借金のかたに風俗に売られたワカバ。自意識過剰、思い上がり体質の
彼女の最初の客がまあお仲間で。
「冬の焚き火」 産婦人科の裏庭、なごやか焼き芋の医師へ妊婦の年長の夫は
医者を変えたいと切り出す。言わなくてもいいことが言われ、思いもよらぬ過去が
現れる。
「気立てのいいワンさん」 近未来、日中戦争勃発、国内は内戦状態。暗雲立ちこめる
中での娼館を舞台。残酷な恋愛模様とシニカルな顛末。
合間にコーラス、「座高円寺」「今更だけど」「永井若葉は別居中」
嫌みな人間関係、風刺が効いた社会性が笑いを誘う、軽く変態な作品集。
セミドキュメントに、痛み転じて笑いとなす永井若葉、秀人作品。会話の間と微妙な
関係性がくすぐる堪らない面白さ、ふじきみつ彦。もう最高です。大きな物語と
些末な人間関係の相対、残酷劇をシニカルコメディに転じる妙、山内ケンジ。
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