[ホーム]（個別ページができ次第、そちらにリンクします。）
＠代々木八幡 青年座劇場(2013/1/25-2/3 10ステージ)
http://seinenza.com/about/map.html
全指定 一般4500円 学生2500円
作・演出：土田英生[MONO]＊ 装置：伊藤雅子＊ 照明：中川隆一 音響：長野朋美
衣裳：森川雅代 舞台監督：野口毅 演出助手：須藤黄英 宣伝美術：佐瀬勉
プロデューサー：森正敏＊ 主催：文化庁、公益社団法人日本劇団協議会
制作：公益社団法人日本劇団協議会
出演： 椿真由美[劇団青年座]：ネビル真埋(料理屋店長) 木津誠之 ：佐竹大輔(シェフ) 七味まゆ味[柿喰う客]：奥田直美(バイト店員) 前田聖太[劇団青年座]：立浪英一(バイト店員)
柴田義之[劇団1980]＊：片桐勇三(在住元商社員) 笠原浩夫[StudioLife]：マイケル(在住ミュージシャン) 椎原克知[文学座]＊ ：小竹正芳(在住ダンサー)
石田登星[演劇集団円]：桜田道広(在住新聞社勤務) 藤野節子＊ ：松野智恵(在住ＯＬ) 広瀬彩＊ ：神田文(在住ブローカー)
坂口修一 ：三嶋保(旅行者) 保科由里子 ：升本佐紀(在住ＯＬ) シンシア・チェストン：シーラ（地元民） ＊海外派遣者
2013/01/28(月)晴 7:05-8:36PM(1'30)前方中央 客席ほぼ満員(140人)
客層：学生〜じじばばまで幅広く、まんべんなく。男女半々。
客入れ：ひな壇に椅子8列。折り込みチラシそれなり。パンフ B5 6ページ。
挨拶、配役、スタッフ、プロフィール、ロンドン地図。物販なし。
舞台。客席側がカウンター席の壁設定、向こうにテーブル席が列ぶ居酒屋。
イギリスにある設定だけど、ここだけでみてそう想う人はいない和の民芸調。
お話。巷で日本人バッシングが吹き荒れているロンドン郊外。日本料理店に
来る(居る)のは行き場のない、また新参の日本人ばかり。過去と今とも虚栄を張る
ダメンズな男達に呆れつつ、恋だか男だかに揺れる女達。それを余所に老若問わず、
視野を拡げつつ足下を固めようとする者もいてと、さまざま。
愚かで滑稽なドタバタで笑わせつつ、ぐさりと辛辣。近年で一番生々しくて辛口な
印象。どこに行っても井戸の中、壁を前に諦めた、口ばかり小さい人間ぞろぞろ。
甘噛みかなやり取り、卑屈になる様に苦笑しきり。執拗に繰り返させたりの会話で
ギャグになってしまい。男の愚かしさと女の強かさがくっきり現れるのもとほほ感
増し。そんな現実を突きつける、どこにいても壁を意識することから始まると結ぶ
ラストは作家の愛の鞭かしらんと思うねこ。
[月間一覧］