＠渋谷 青山円形劇場(2014/8/10-17 11ステージ)
http://www.aoyama.org/
全指定 前売･当日共4300円 学生3000円 割引(10-12)3800円
＠北九州 北九州芸術劇場 8/20-21 3ステージ
作･演出：桑原裕子 舞台監督 安田美知子 舞台美術：田中敏恵 照明：宮野和夫
音響：島貫聡 選曲：真生 演出助手：田村友佳 アンダースタディ：中村倫子
衣裳：渡辺まり 宣伝美術：川本裕之 宣伝写真：相川博昭
宣伝ヘアメイク：新井寛子 Web企画：野澤爽子 制作：前川裕作 堀口剛
企画・製作：K.K.T
出演：
斉藤トモ子：折出聖子(被害者の母)
佐賀野雅和：沖廣也(加害者)
若狭勝也 ：黒沢元章(目撃者)
高山奈央子：清水英子(聖子の義妹)
成清正紀 ：木俣寿和（フリーカメラマン）
異儀田夏葉：沖みさを（沖の妻）
辰巳智秋[ブラジル]：仁志田黒助（メイの兄）
桑原裕子 ：仁志田メイ（竹夫の内縁の妻）
小田直輝 ：吉川瞬（竹夫の事実上の息子）
大神拓哉[企画演劇集団ボクラ団義]：折出有樹(韓国料理店のマスター）
多田香織[万能ガラパゴスダイナモス]：山田花子（韓国料理店のホステス）
ヨウラマキ：ラーラ（韓国料理店のホステス）
松村武[カムカムミニキーナ]：吉川竹夫（失踪者）
2014/08/17（日）曇 2:07-4:24PM（2'14）ロビー側前方 客席満席（220?人）
客層：平均30才代？中心に幅広く。女性過半数。
客入れ：完全円形 8ブロック客席。折り込みチラシ極厚。パンフ A4 3ページ
オールカラー。次回公演。来年6月「ひとよ」再演。物販。DVDほか。
カーテンコール2回3分。
主宰・桑原裕子が初舞台を踏み、劇団の転機のたび上演してきた青山円形劇場。
閉館が決まり、最後の公演となり。
舞台。黒い円形の島舞台、四方へ桟橋、白い欄干。舞台下に粗大ゴミあれこれ。
お話。10年前、その子供はひき逃げされ、濁流渦巻く川に落ち、行方不明となる。
諦めきれなかった母親は今余命半年の宣言を受けて、一大決心、ルポカメラマンの
助けを借りて、探索を始める。出逢うのは装いながら暮らす訳ありの人達ばかりで。
そうと知られてもドキドキのサスペンス、やがて鋭くもしみじみと沁みる人情劇へ。
訳あり人物の人生をそれぞれしっかり描き、その交錯、点と線な結びつきを巧みに
物語りつ、頷けるラストに収れんする。バラ子快心のウェルメイドプレイ。完成度の
髙さからこのまま映画、TVドラマ化できそう。いつの間にこんなとちと驚いたりする
ねこ。円形内外の導線使いがスマートスピーディで心地良し。役者達は役に寄り
添って真摯至極。客演のベテラン、松村武、斉藤トモ子がひときわ。
[月間一覧］