ガイドさんも座って見ながら。 謎のお婆さん現る。
デッキは寒いよ、でも青木拓麿さんは船首に常駐。 デッキ→船内へ戻る人が次第増え。
この後若戸大橋をくぐり。八幡製鉄所の煙突へ向かい。
アイアンツリーこそお婆さんが探していた煙突。 最後は3人で。
小さい船でした。
＠小倉 小倉港発コース「かんもん」船上(2015/3/6 1ステージ)
http://www.kanmon-kisen.co.jp/ship/ship_kanmon.html
全自由 一般3000円 高校生以下1000円
作・演出：柴幸男[ままごと] 音楽：青木拓麿（パウンチホイール、星野概念実験室）
照明：大久保望 音響：漆原功 舞台監督：権藤智海
宣伝美術：岡崎友則(岡崎デザイン) 広報：松本京子 票券：中村智子
制作：三橋由佳、坂田雄平 主催：（公財）北九州市芸術文化振興財団
共催：北九州市 助成：平成26年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業
企画・製作：北九州芸術劇場 協力：関門汽船株式会社、北九州市産業経済局観光
にぎわい部観光・コンベンション課
出演：
多田香織[万能グローブ ガラパゴスダイナモス]：小倉ひかり(ツアーガイド)
高野由紀子[演劇関係いすと校舎]：謎のお婆さん
青木拓麿[パウンチホイール、星野概念実験室]：ギターと歌
2015/2/6(金）曇 6:30-8:16PM(1'40)主に1F 客席ほぼ満員(70人?）
客層：20ｰ30才台中心に子供連れ〜シニアまで幅広く。女性過半数。
客入れ:整理券なし、開場乗船時30人列。1F船室と2Fに分散。移動、撮影、飲食など
自由。フラッシュは真っ黒になるし止めてお願い。ゲネプロではお客さんが始まる
まもなく高揚してみんな屋外デッキへ移動。寒さで疲弊して後半寝てしまうという
体たらくだったと、柴さんから各自体力コントロールのお願いあり。
開演前にコースと各所の説明書き1枚配布。終演後パンフとチラシ配布。物販なし。
カーテンコール1回。
柴幸男新作 女性二人芝居。北九州工業地帯演劇祭参加、夜景ツアーで実際に
起こったことを題材にしたとか。
お話。チケット持たず乗り込んだ、謎のおばあさん、聞けば亡き姉が愛した煙突を
探しているという。と言いながら寝ちゃったりしてるけど…。
趣向。小倉港発、まずシンボル・北九州アイアンツリー。色変わりライトアップ。
洞海湾にでて八幡製鉄所ら戸畑地区を溯って、戻る 14の見所ある遊覧ツアー。
ツアーガイドの説明＋ゆかりのエピソード芝居＋音楽演奏をミックス。船室と
屋外デッキで交互、同時に進行。寒さを配慮、撮影ポイントや山場で屋外へ誘導して
くれてありがたし。
構成。第一話「謎のお婆さん現る」ガイドが説明しているとマイクをもったお婆さん
登場。姉さんの煙突を探していると一方的。一緒に探すことにするが。
第二話「若戸大橋の思い出」お話略。撮影ポイントでデッキへ。大橋の下を船は
くぐり抜け。滅多にない光景なり。
第三話「お姉ちゃんの煙突見つかる」せっかくいい感じで歌って盛り上げたのに、
違いました「煙突見つからず」八幡製鉄所の三本煙突。かつて車エビの宝庫だったが
汚染で一時は死の海になったとか(今は回復）。ギター爪弾き♪。
第四話「あの煙突の上で歌っている」恋人を盗ってでていってしまった姉。その後
疎遠も亡くなったとの知らせが。家族への多量の出されなかった手紙が残され。
死んだら燃やしてとの遺言。今は姉に会いたくて、姉が好きだった煙突のそばに
いけば姉の歌声が聞こえるかしら。歌、あの声、煙になって歌っている♪。
第５話「ガイド小倉ひかりの話」行路の戻り道は魔のポイント＝一度見ているので
ガイド仲間では呼ばれている。とあるおばさんガイド、何を言っているのか判らない
聞いて見ると夜景の明かりは星、宇宙の旅をしているという。自分には星からメール
を送ってくれているようだと。ととんでもロマンティックなガイドだったと。
最終話「ひかりとけむり」帰路のアイアンツリー上に姉を見つけたという、おばあ
さん。野外デッキで呼びかけて絶唱。願いは叶ったよう。ラストはテーマソングを
夜空の下3人で歌い、小倉港へと戻り。
工場夜景を船上でパノラマビュー、しかも演劇趣向付きで一粒で何度も美味しくした
非日常に浮き足立っちゃうねこ。ガイドはもちろん、登場人物のおばちゃんも観客と
お喋りしたりと、虚実同居の夢空間とし。面影を煙に見いだすな物語から煙突も煙も
モノでなく感じられてくるから不思議。明るく親しみやすいガイドの多田さん、
可愛く不思議ばあちゃんを演じた高野さん。そして朗らかに暖かい歌声、
ちょっと沁みる物語に寒天の屋台おでんとほっこりしてしまうねこ。
ガイドさんも座って見ながら。 謎のお婆さん現る。
デッキは寒いよ、でも青木拓麿さんは船首に常駐。 デッキ→船内へ戻る人が次第増え。
この後若戸大橋をくぐり。八幡製鉄所の煙突へ向かい。
アイアンツリーこそお婆さんが探していた煙突。 最後は3人で。
小さい船でした。
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