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 財団、江本純子「売るものがある性」

 @大崎 アトリエヘリコプター(2015/04/23-29 7ステージ)
 全自由(整理番号付き)3700円

 作・演出:江本純子 美術・映像:南志保 照明:伊藤 孝 衣裳:今村あずさ
 舞台監督:鈴木康郎 宣伝美術:twominutewarning 宣伝イラスト:白根ゆたんぽ
 WEB:rhythmicsequences 票券:鈴木ちなを 制作:佐々木康志
 企画・製作:毛皮族 助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
 出演:
 市川しんぺー[猫のホテル]、佐久間麻由、荻野友里[青年団]、本山歩、江本純子

 2015/04/25(土)晴 7:00-8:42PM(1'41)最前方 客席満席(60?人)
 客層:20-30才代中心、おじさん結構。男性7割。
 客入れ:開場時20人ほど。ひな壇に椅子5,6列。折り込みチラシそれなり。
 パンフ B5 1枚。物販。上演台本他。カーテンコール1回。

 江本純子新作。
 舞台。家型ワイヤーフレームをテープまた映像で投影するだけのシンプル。
 お話・構成。パン工場で働く二人の女性。その一人、中年女性の自分と家族史、
 ご近所の有為転変語り。とある集団(劇団?)のギスギスした会話。江本さん母
 モチーフ、そこここで純子さんが絡む今とあの頃のありさまとなり。

 一段と軽やかに突き抜けた作劇。苦楽含めた人生、日常のおもしろ、ドラマを
 愛ある遊び心で掘り起こす妙味。いつもながら冴えた愉快な(愉快でなくとも)
 会話が身近故になおさら、また平凡さにスパイス投入の変調もよし。日常の非日常=
 バイトと秘やかなお楽しみ場面、癖のある人物とも面白がるねこ。一役複数、
 ぐるぐるバトンタッチ、シームレスに時空をいきつ戻りつなど自由自在。演劇の
 楽しさ120%なり。

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