＠下北沢 ザ・スズナリ(2016/2/3-7 ステージ)
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全指定 前売4000円 当日4300円
作：佃典彦[劇団Ｂ級遊撃隊] 演出：高橋いさを[劇団ショーマ]
舞台美術：加藤ちか 舞台監督：本郷剛史 照明：阿部康子
音響：岩野直人(ステージオフィス) 音楽：谷口マルタ正明、入江陽
宣伝美術：山内哲也((有)スープ) 宣伝絵：蒲公英
制作：島田敦子、早川あゆ(J-Stage Navi) 企画・製作：個人企画集団＊ガマ発動期
出演：
酒井健太郎：42歳のフジタ
蒲公仁：52歳のフジタ
寺十吾[tsumazuki no ishi]：ひょろり先生（フジタの父）
野々村のん[劇団青年座]：ミヤコ先生（フジタの母）
牛水里美[黒色綺譚カナリヤ派]：ススキ君（風と共に来た転校生少年フジタ）
中原和宏：スナダ君（砂の国から来た転校生或いは工場長）
釈八子[tsumazuki no ishi]：ユキムラ君（吹雪と共に来た転校生或いは商品課長）
宇鉄菊三[tsumazukinoishi]：八ヤタ君（光の国から来た転校生或い工員）
伊東由美子[劇団離風霊船]：カゲヤマ姉（陽炎と共に来た転校生或い賞金稼ぎ）
山下千景：カゲヤマ妹（陽炎と共に来た転校生或い賞金稼ぎ）
2016/2/7(日)晴 2:34-4:35PM(2'00)前方中央 客席9割(100人)
客層：中年層が多い大人客席。女子高生も混じって幅広く。男女半々。
客入れ：ベンチ1、雛壇にパイプ椅子10列。折り込みチラシそれなり。
パンフ A5 3ページ。物販未確認。カーテンコール1回。
舞台。廃屋か洞窟か。両壁に黒板、落書き。上下に破れて短冊のビニールで覆われ。
風が吹くざわざわ。開けっ放しの正面搬入口から流れだし。中央、島舞台。周りには
ゴミゴミ。
お話。リストラの果て、流れ着いたねじ工場。元エリートの社長や課長に励まされて
も…。責任を押しつけた御用達。迷った末に荒野、メキシコ？。露店の小学校で
待っていたのは過去と未来の自分、そして2人の侍ならぬ生徒達。心の袋小路の男は
先に行くことができるのか。
荒唐無稽も、しゅんと心に沁みるいい話。小劇場演劇らしい劇的滅茶展開が楽しい。
いい年したおじさん、おばさん達のランドセルがまあ似合うこと。死んでも生きて
いくな人達の、いや私たちの物語。やんちゃさと哀愁が相まって、後半じんわりねこ。
手練の、小劇場演劇を創り支えてきた役者達が楽しく、逞しい。そんな中、少年役・
牛水里美さんがすっと清々しい。
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