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全自由 前売3200円 当日3600円 学生前売2800円 当日3200円
作：唐十郎 演出：中野敦之
舞台監督・照明：齋藤亮介 舞台美術：鎌田朋子 音響：平戸|珊史(末広寿司)
作曲：サトウユウスケ、小室等、五十嵐靖也 衣装製作：林麻子
チラシイラスト・小道具：國元美沙希 パンフレット作成：k．徳鎮、岡村夏希
制作：椎野裕美子、岡村夏希 (C)唐十郎
出演：
禿恵：小春（失踪した夫ジョンシルバーを探し、放浪する女。）
熊野晋也：紳士（小春に一目惚れし、あの手この手を使って気を惹こうとする。）
米渾剛志：男（こんじん嫌いの親殺し、と自ら告白する。何者か。）
新木遥水：少年（おじさんに思いを馳せる。）
林麻子：姉（背むしの姉、お互いが似ていることで安心する。）
津内口淑香：妹（背むしの妹、お互いが似ていることで安心する。）
重村大介：小男（床屋を訪ねてくる男。自分を73番と呼ぶ男を探している。）
城戸啓佑：床屋（海の見える床屋の主人。床屋であることの全てを愛する。）
佐々木覚：盲銀（自分がシルバーだと言い張る、両目がない。）
山本十三：跛銀（同じく、両足がない。）
岡森建太：唖銀（同じく、□がきけない。）：かごかき１(兄貴分。)
たけヒーロー：かごかき２（弟分。１）：ギター伴奏
2019/01/13(日)晴 2:00-3:25PM(1'21)最前列 客席満席？(45？人)
客層：3世代、中年層結構。男女半々。
客入れ：予約順の整理番号付きチケット。開場15分前。20人ほど。トイレは3F閉鎖で
4F。地下モールにもあり。ベンチ桟敷3，椅子4列。前方を奨め。紅茶のサービスあり
中野さんの挨拶後、定時開演。折り込みチラシ少々、パンフ B5 3ページ。写真付き
配役が親切。カーテンコール1回2分。
1965年、唐十郎25歳作品。唐ゼミ☆でもう？演。
舞台。地下の居酒屋。下手奥と手前にカウンター。上手に樽テーブル。上手端客席側
床屋の鏡。
お話。失踪した夫、片足の海賊ジョンシルバーを探す旅を続ける小春。は、海辺で
出会った紳士に拾われ、床屋にたどり着く。彼女の前に現れるシルバーの偽者達。
小春は狂乱の果てに。
愛の乞食達が熱病にうなされたように彷徨う、狂おしいロマンティック劇。
荒くれと詩情、遊びのカオス。連綿とあふれる台詞がもうどうしようってほどに
最高。熱くても冷静なのも妙味。熱気と個性あふれる役者陣ぞろい、休憩なしで
リズムが途切れないのが○。小春・禿恵。男前からどうしようもなく女へ、
逞しくて切なくて素敵。
