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 こまつ座 第131回公演「きらめく星座」

 @新宿 紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA(2020/03/05-15 8ステージ)3/5-8中止
 全指定8500円 U-30(観劇時30歳以下) 5500円 高校生以下3000円

 作:井上ひさし 演出:栗山民也 音楽:宇野誠一郎 美術:石井強司
 照明:服部基 音響:山本浩一 衣裳:中村洋一 メイク:佐藤和子
 振付:謝珠栄 アクション指導:渥美博 音楽監督:国広和毅
 歌唱指導:やまぐちあきこ 宣伝美術:和田誠 演出助手:坪井彰宏
 舞台監督:村田旬作 制作統括:井上麻矢 制作:松岡沙ほか
 出演:
 松岡依都美:小笠原ふじ(後妻。元歌手)
 久保酎吉 :小笠原信吉(オデオン堂店主)
 高橋光臣 :小笠原正一(息子。脱走兵)
 瀬戸さおり:みさを(娘)
 粟野史浩 :源次郎(みさをの夫、傷痍軍人)
 後藤浩明 :森本くん(学生。下宿生)
 木村靖司 :権藤憲兵伍長(蝮の権藤)
 大鷹明良 :竹田慶介(広告文案家)
 高倉直人
 村岡哲至

 2020/03/11(水)晴 6:33-9:38PM(1'25/休16/1'23)前方上手 客席6割?(300人?)
 客層:ベテラン中心に3世代。女性過半数。
 客入れ:前方客席に歯抜け多めと、見たことがない状況。結構なシアターゴアー
 らしい後ろ席女性2人は、家族に止められたが、「普通に行くよね」とのこと。
 折り込みパンフなし。物販。パンフ(座座)。 カーテンコール2回。

 85年初演後繰り返し再演、今回9回目。ねこ初見。
 舞台。日本家屋。下手に茶の間、壁際に大きな蓄音機(箱)、隣に階段。
 上手にピアノとレコード店舗。
 お話。太平洋戦争前夜の昭和16年12月7日までの約1年間。敵性音楽ジャズを聴かせる
 東京浅草のレコード店・オデオン座での出来事。陸軍から長男が脱走、非国民と非難
 の的となるが、娘が軍国乙女となって一転。長男を追う憲兵、軍国主義の権化な娘婿
 を巻き込んでの、行く末は?。

 酷い国になった今に響く作品。時代にゆるやかに抗い、大らかに健気に生きる人々の
 明るさには時代の闇が付きまとい、なおさらに愛おしい。精神論ではなく、星座を
 見取るような、大きな心を持った視点でと、広告文案家の言葉に頷き。軽妙で豊かな
 音楽の数々に曇った心も晴れ、音楽って大切。

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