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 小松台東「シャンドレ」

 @駒場東大前 こまばアゴラ劇場(/11/04-15 16ステージ)
 前売・当日共3500円

 作・演出:松本哲也 CP:佐藤こうじ 舞台監督:中西隆雄 舞台美術:泉 真
 音響:Sugar Sound 照明:鷲崎淳一郎(ライティングユニオン)
 演出助手:坂本奈央(終のすみか) スタンドイン:森崎健康(KAKUTA) 
 宣伝美術:吉田電話 企画制作:小松台東/(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
 主催:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場 助成:文化庁文化芸術振興費補助金
 (劇場・音楽堂等機能強化推進事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会
 出演:
 瓜生和成 :鈴木部長、中年男、沼田さん
 今村裕次郎:長友、近藤
 松本哲也 :町村、正徳、酔客
 森崎健康 :キャップの男

 2020/11/04(水)晴 7:35-9:15PM(1'40)中段上手 客席8割(25人)
 客層:20-30才代中心、中年層ぽちぽち。男性過半数。
 客入れ:開場時10人ほど。感染対策。検温、手指消毒。隙間を空けて、椅子席4列。
 客入れ音楽はカラオケ、物語前奏。折り込みパンフ A5 3ページ。
 物販。上演台本1000円。 カーテンコール1回。

 舞台。三方、グレーの大型平台が立てかけられて「壁」。シンプルな白の長机3つを
 組み合わせて場転。暗転中の早ワザを見えないけど見せ。天井にミラーボール。
 お話。地方都市、工務店の男達は夜な夜なスナックへ通う。憂さ晴らしとか、美人
 ママ目当てとか、無理矢理加虐にとか。心身とも多少手ひどい目にあってもという、
 困り者ぞろい。

 ブルーカラー残酷悲喜劇。劇団THE SHAMPOO HATの、赤堀雅秋舞台好きなら嵌まる
 ものあり。劇作、俳優とも造り込みがもの凄い。小松台東の総力戦、できる奴らが
 全力投球で人物創造。居場所のない、スカスカで哀しい、ドイヒーな男らと、その
 やりとりを3密で描く。隙間があっても隙間風なし。100分、見入ってしまいました
 ねこ。人物のエピソードが重層したり、1人多役の演じ分けに加え、相反する役柄
 だったりと、劇的な遊戯やユーモアを折々挟み。台詞そのものの笑えない可笑しさ
 も巧みに散りばめるし。ハードボイルドであっても、コメディ。堪能しましたですねこ。

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