＠三鷹市芸術文化センター 星のホール（2021/05/21-30 13ステージ）
全自由（整理番号付）前売一般3500円 会員3100円 当日一般3800円 会員3400円
学生 前売・当日とも2000円 高校生以下 前売・当日とも1000円
作・演出：松本哲也 CP：佐藤こうじ 舞台監督：内山清人（サマカト）
美術：泉真 音響：Sugar Sound 照明：鷲崎淳一郎（ライティングユニオン）
演出助手：福名理穂（ぱぷりか）スタンドイン：土屋翔（劇団かもめんたる）
方言指導：梢栄 宣伝美術：吉田電話 題字：小園茉奈
撮影：向殿政高（株式会社オプティグラフィック） 制作協力：塩田友克
企画制作：小松台東 主催：（公財）三鷹市スポーツと文化財団
出演：
瓜生和成、今村裕次郎、松本哲也、荻野友里[青年団]、小園茉奈[ナイロン100℃]、
青野竜平[新宿公社]
キャスト：
2007年
江藤純恋 ：小園茉奈
江藤真希子：荻野友里
河野文雄 ：瓜生和成
中島樹生 ：青野竜平
中島篤郎 ：今村裕次郎
田辺和正 ：松本哲也
2021年
江藤純恋 ：小園茉奈
河野文雄 ：瓜生和成
壱岐里美 ：荻野友里
西寺直樹 ：青野竜平
御手洗明良：今村裕次郎
高木健二 ：松本哲也
2021/05/25(火）曇 7:00-8:58PM(54/休12/52)中段下手 客席ほぼ満席(50人)
客層：3世代、学生〜ベテランまで。男女半々。
客入れ：開場時10人ほど。感染対策。検温、手指消毒、セルフもぎり。クッション
追加椅子 雛壇6列。最後尾に予備あり。折り込みパンフ A5 3ページ。
物販。上演台本 1000円 カーテンコール1回後、規制退場。
舞台。畳敷きの住宅二間。正面玄関引き戸。上手奥にダイニング、上手に風呂場、
手前にちゃぶ台、小机に液晶TV。下手ソファとテーブル、奥にトイレと寝室等への
廊下。
お話。宮崎の田舎町。タレント知事人気に沸く2007年と、コロナ禍の2021年の
2部構成。1人の少女の恋と、男達それぞれの愛と執着、そして過去の呪縛。
因業因縁な古典モチーフな事件は外で起こり、さざ波絶えぬ家庭内日常を描く。
2部ではコロナ禍の引きこもり事情も加味。仄めかしに想像力を喚起させれること
しきり。恐れる可哀想な少女はしかし、終ぞ周囲に染まらず変わることない強さを
もち。ここぞと感情を爆発させ、ほれぼれとさせられ。彼女に近づく男達は
嫌らしくも、孤独で可哀想。暗夜行路の果てに、希望を見いだそうと進む人達への
作家の温かい眼差しを感じさせ。
役者芝居が見もの、お楽しみ。小園さん、真っ直ぐで好感。荻野さん、アナザー
サイドな「女」ぶり。瓜生さん、どこか間違っている独りよがりな愛し方を切々と
演じ、ラストには泪。松本さん、得意？の悪漢、されど報われず。
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