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 KAAT神奈川芸術劇場 カンパニーデラシネラ「Knife」

 @日本大通り KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオ(2020/12/3-6 6ステージ)
 全指定 一般4800円 U24チケット(24歳以下)2400円 高校生以下1000円
 シルバー割引(満65歳以上)4300円

 演出:小野寺修二 美術:原田 愛 照明:吉本有輝子 音響:池田野歩
 衣裳:武徳ドァンフン 舞台監督:岩谷ちなつ 宣伝美術:チャーハン・ラモーン
 企画製作・主催:KAAT神奈川芸術劇場 助成:文化庁文化芸術振興費補助金
 (劇場・音楽堂等機能強化推進事業)、独立行政法人日本芸術文化振興会
 出演:大庭裕介、梶原暁子、崎山莉奈、雫境、藤田桃子
 ミン・ヌヴァン、リウ・ジュイチュー、小野寺修二

 2020/12/03(木)晴 7:31-8:36PM(65) 前方上手 客席8割?(90人?)
 客層:2世代。学生〜中年層。男女半々。
 客入れ:感染対策。手指消毒、検温、連絡カード記入。C列最前、間隔おいて8列。
 折り込みパンフ A4 3ページ。カーテンコール3回1分。

 11月公演が新型コロナ検査 陽性反応者がでたため、中止。期日と場所をスタジオに
 変更した振替公演。
 舞台。モノトーン・抽象の家具、テーブルは足が取れて傾いだり。集合後移動展開。
 構成。モーパッサン「脂肪の塊」をなぞる。戦争から逃れる街の人達、差別していた
 女性が救世主に、避難先の条件は人身御供で立場一変して。

 目覚ましいステージングの心理/フィジカルシアター。恐怖下で現れる赤裸々な人の
 姿をよく映し。新型コロナ下で生理的に一層体感でき。だまし絵を思わせる有為転変
 な動き。黙劇の折り込みくっきりとストーリーテリング。両バランスと深さを増して
 見事。長くカンパニーであったかのような、全員野球のコンビネーションが心地良い。
 小野寺さん、藤田さん、ベテランの滑稽味に和み。海外からのミンさん、リウさん
 しなやかで自在な身体、見惚れるねこ。

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