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＠京都四条 京都芸術センター 講堂(2021/10/16-17 4ステージ)
全自由 前売一般3000円 ユース(25歳以下)・学生2500円 高校生以下1000円
ペア5500円 当日 前売料金＋500円 (高校生以下は同額)
演出：和田ながら[したため] 美術：やんツー
照明：吉本有輝子 (真昼) 音響：甲田徹 舞台監督：北方こだち、北村侑也
演出助手：中村桃子 制作：八木志菜 (京都芸術センター)
製作：KYOTO EXPERIMENT (再創作版) 後援：京都市教育委員会
助成：文化庁文化芸術振典費補助金 (国際芸術交流支援事業)独立行政法人日本芸術
文化振興会、一般財団法人地域創造[Intergenerational Thinking － 世代間の対話]
、公益財団法人セゾン文化財団
主催：KYOTO EXPERIMENT
出演：石川大海、オサム、岸本昌也、杦本まな保、松田早穂[dracom]
2021/10/17(日)曇 5:02-6:37PM(1'34）中段下手 客席9割(80人)
客層：学生～20代女性最多。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒、セルフもぎり。開場時数人。雛壇に間隔を
置いた椅子7列。とても見やすい。当日パンフ A4 日英 8ページ。
カーテンコール3回。トークはパス。
美術家とのコラボにて再演。来年アゴラ劇場では初演形式版にて上演とか。
舞台。重厚な元学校講堂。床中央、縦に大型モニタ。下手のプロッタ式ロボットで
打ったスマホの検索画面等投影。その間にルンバ。上手、ロボット台車上に
三次元プリンタ。移動しながら「リンゴ」を造形。その奥のロボット台車上では
後半臨月モチーフの風船を膨らませ。セグウェイを足、スマホの発光を口にした
ロボットが折々でコメント発声。戻って中央、モニタ脇の四角スポットはトイレ、
妊婦達がモノローグし。
「擬娩」。妻の出産前後に、夫が出産に伴う行為の模倣をするという習俗とか。
かつて世界中で行われていたらしい。今回10代の若者達を起用、出産未経験者が
男女問わず、妊娠・出産(体験）をシミュレートしていく。
前半。生活道具の名を口にしながら無対称演技で生活ぶり。同時多発で喧噪の中
から、妊婦の不安、辛い体験をモノローグと演技。スマホモニタは妊婦検索の画面を
矢継ぎ早に投影。胎児と妊婦の対話(電話）。学生の身で大変も気丈、気遣う胎児。
後半に臨月の妊婦と胎児の電話。モノは知らないが道理を知り、母を助けようと
生まれたら即働く宣言の胎児。それは無理、自分が働いてないし（とほほ）と母に
陣痛。双子～30人とパニック。膨らむ、増える巨大風船の臨場，緊迫感。時が来て
破裂暗転、妊婦達の荒い息。雛壇に妊婦並びスマホともカオスな言葉発話。ラストに
セグウェイロボットのモノローグ。工場閉鎖でアメリカではもう産まれない。
セグウェイは変え続けるの意、次はなにか。
演劇的な、異化効果でクールに眺め，問いかける。産むことの視野は広く、機械での
創造、機械自体へ拡げていく。演劇とアート、人間と機械の出会いとは広義の生殖
というように。生々しい現実はしっかりと、さらに未来の革命を望む、凄いなあ。
10代中心の出演者達が瑞々しく、それこそが未来と信じられ、清々しい心持ちになる
ねこ。
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