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＠池袋 東京芸術劇場 シアターウエスト(2021/10/22-24 3ステージ)
全自由（整理番号付き）先行割引2800円 一般前売4000円 25歳以下2600円
高校生以下1000円 障害者割引3600円（付添1名まで同料金）当日券＋500円
原作：太田省吾「老花夜想（ノクターン）」 振付・演出：きたまり
舞台監督：浜村修司 照明：三浦あさ子 照明オペレート：小沢葉月
音響：佐藤武紀 衣装：大野知英 ドラマトゥルク：新里直之
宣伝美術：升田 学 撮影・編集：川端将来 西本至則
制作：山崎佳奈子（カンカラ社）、柚木桃香（東京芸術祭）
主催：東京芸術祭実行委員会〔豊島区、公益財団法人としま未来文化財団、
公益財団法人東京都歴史文化財団（東京芸術劇場・アーツカウンシル東京）〕
助成：令和３年度文化庁国際文化芸術発信拠点形成事業
出演：きたまり、竹ち代毬也 下村よう子（唄）
演奏：やまみちやえ、長谷川莉奈、望月実加子、望月左太晃郎＊、藤舎呂近＊、
堅田 崇、富澤優夏 ＊はダブルキャスト
声：山道太郎
原作で登場する12名を今回は2名で踊る。
月蝕の夜に夢みる老花＝はな （きたまり）
靴下を脱がずに床に入る＝ゆうぞう （竹ち代毬也）
月蝕を怖れる＝主人 （竹ち代毬也／きたまり）
月蝕に期待する＝女 （竹ち代毬也／きたまり）
谷底に向かって叫ぶ＝盲 （竹ち代毬也）
風の船を売って歩く＝盲の妹 （きたまり）
密航船に乗りこむ＝マドロス （竹ち代毬也）
密航船からおちる娼婦＝とと （きたまり）
盲の妹にプロポーズする＝男 （きたまり）
汚れをやさしく後始末する娼婦＝リリ （きたまり）
体重のきわめて重い＝客 （竹ち代毬也）
子猫を抱く＝役人 （竹ち代毬也）
2021/10/22(金)雨 7:05-8:37PM(1'31)中段下手 客席満員(100人？)
客層：3世代、男女半々。
客入れ：開場時30人ほど。感染対策。検温、手指消毒、セルフもぎり。当日パンフ
A4 3ページ。8列、高めの舞台で前方はやや見上げる格好。カーテンコール2回後、
規制退場。
以前リーディング公演で観た作品。
舞台。後段上下に囃子方。左右にサブステージ、唄と声が立ち。四方・対角に高低、
吊り床置きでリズム、流れをつけた円柱。
お話。港町の娼館にみそっかすの老娼婦。男達との追想と幻想。全シーンを黙劇/
ダンス化したとか。
夢うつつの原作を如何に表現するかで、意欲的刺激的公演。身体と声の素材に、音曲
照明がシンプルも陰影ある効果を加え、全員野球の快作に仕上げた感。冒頭、布団の
立ち姿の不思議はベタ表現も、続き二役を互いにおんぶ一体にして、そう来るかの
面白さ、深さ。中盤からほどけて、狂言かマンガかな楽しさ増し。弾ける、深々
共ともに型にはまらない現れが新鮮ねこ。竹ち代さんのごりっとした存在感と、
強力な下半身のバネの躍動。きたまりさんの過分なものをまとわずも、色んな表情
ある動きを繰り出す身体。カッコいいなあ。
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